個人のブログであっても、企業向けのコラムであっても、WEBサイト(ブログ)に記事を投稿する場合は、タイトル(titleタグ)を設定する必要があります。
設定すること自体は難しくないですが、SEOを意識したタイトルのつけ方を知らなければ、いくら願ったとしても上位表示してほしいキーワードで結果がでない恐れがあります。
本記事では、どのようなルールに基づいてタイトルを設定すればよいかを5つのポイントで紹介していきます。
ただ、これらのポイントを押さえてタイトルを設定すれば、必ず検索結果で上位表示できるわけではなく、あくまで可能性が高まる、と理解しておいてください。
実際にSEO対策の支援をしているときにお客さんに対して同じアドバイスをしますし、オウンドメディアの記事コンテンツでも5つのポイントを意識しながらタイトルを設定しています。
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titleタグとは?
titleタグとは、html要素のなかにあるタグのひとつで<title></title>のことを指します。このタグの中に書かれるテキストがWebサイトのタイトルとして各ページに設定されます。
たとえば、下記のようなtitleタグの記述方法になります。
<title>ここがタイトル</title>
そして、「ここがタイトル」の部分がGoogle検索結果やSNSなどで掲載されるときに表示される部分でもあります。SEOにおいてこの「タイトル」の表記が非常に重要なので、もう少し深堀していきます。
タイトルはSEOにおいて非常に重要
本をイメージしてもらうと分かりやすいと思いますが、誰しも一番最初に題名(タイトル)に書いてある情報をもとに内容を理解しようとします。本屋さんで探すときも本の題名が分かれば、それを頼りに探しますよね。
Googleの検索エンジン上においてもこのタイトルのあり方は本と同じように重要でして、探したい人が探し出せるようにするために設定されるべきものなんです。
たとえば、「世界一美味しいチャーハンの作り方」をまとめた記事のタイトルが「5月30日」みたいに設定されていると、もともとそのサイトを知らないユーザーはタイトルだけでは誰もその記事に「チャーハンの作り方」が書かれているとは想像もできないわけです。
これはGoogleの検索エンジンも同じでして、記事内の内容とタイトルがかけ離れているとうまく認識できません。
Google検索エンジンはロボット
これからSEO対策を頑張っていこうとしている人に意識しておいてほしいのが、Google検索エンジンはロボットである、ということです。
先ほどタイトルと記事の内容がかけ離れているとGoogleはうまく認識できない、という話をしましたが、これはGoogleがロボットを巡回させて世界中のサイトを把握している、ということを知っていれば想像しやすいかもしれません。
もし、インターネット上にあるすべての記事の内容を目視で確認して、最適なキーワードに対して検索結果に表示できるようにしていれば、無意味なタイトルであってもうまく認識してくれる可能性はありますが、それは難しいため、本文の内容が分かりやすいようなタイトルを設定するというのが大原則なのです。
SEOに強いタイトルをつける5つのポイント
SEOに強いタイトルをつけるためにはまずは下記の5つのポイントを意識しながら設定してみましょう。
- ターゲットとするキーワードを必ず含める
- キーワードはなるべく左詰めにする
- 記事の内容をふまえて30文字程度にまとめる
- 同じキーワードは何度もいれない
- クリックしたくなるような文章にする
このほかにも人によっては推奨されるタイトルのつけ方みたいなのがあるかもしれませんが、いったんはこちらの5つのポイントを踏まえたうえでタイトルを設定してみてください。
基本中の基本なので、ここを自己流にアレンジしてしまうと、どうしても検索結果で上位を取れる可能性は低くなってしまいます。
ターゲットとするキーワードを必ず含める
まず、そもそもとして、SEOを意識する場合は、ターゲットとするキーワードを決めてからコンテンツの作成をはじめるのが一般的な流れです。
もし、既存にある記事を修正する場合、コンテンツの内容とあったキーワードがタイトルに設定されているかを確認してください。
たとえば、この記事の場合、Googleで「SEO title つけ方」などのキーワードを検索したときに表示してほしいので「SEOに強いtitleタグをつける5つの基本ステップ」といったタイトルの設定にしています。
どういったキーワードを検索したときに検索結果で表示してほしいのかを考えて逆算してタイトルを設定するということになります。
ただ、このあたりは、何かひとつのテーマについて述べていくことがしっかりと決まっていれば、おのずとタイトルには必要なキーワードが含まれていると思います。
もしキーワードが含まれてない場合は、見直してみましょう。
キーワードはなるべく左詰めにする
先ほどのタイトルで狙っているキーワードはなるべく先頭に持ってきているほうがSEOでは効果的だといわれています。
たとえば、この記事の場合、
5つの基本ステップで紹介!SEOに強いtitleタグのつけ方
よりも
SEOに強いtitleタグをつける5つの基本ステップ
にしたほうが「SEO title つけ方」で上位に表示される可能性が高い、ということになります。
これはGoogleが左のキーワードから重要なものと認識していることが理由なのですが、単純に検索してくるユーザーに対しても、悩んでいるキーワードがなるべく先頭にあると気が付きやすくなり、この記事には答えが書いてありそうだ、と認識しやすくなります。
記事の内容をふまえて30文字程度にまとめる
タイトルの文字数は30文字程度にまとめることをおすすめします。
短すぎたり、長すぎたりするとSEO的にマイナスにつながるかというとそうではないのですが、これは単純に検索結果に表示できる文字数が30文字程度になっているからです。
これ以上長くなると、省略されて表示されるので、どれだけ重要な情報がタイトルに含まれていたとしても検索結果からは分かりません。
ちなみにスマホとパソコンでは検索結果に表示されている文字数が少し異なっているので、注意しておきましょう。
- パソコンの場合:30~35文字程度
- スマホの場合:31~41文字程度
同じキーワードは何度もいれない
SEO対策としてGoogleに向けてタイトルをつけようとするとどうしても重要なキーワードを強引にいれたくなりますが、日本語的に不自然な文章はマイナスな評価を受けることがあります。
たとえば、同じキーワードを何度もいれることは、そのキーワードに対して過剰に対策を行っているとみなされることがあります。
これは、タイトルだけではなく、descriptionや本文の内容にもいえることで、Googleは過剰に狙いすぎていることに対してペナルティを課すことがあります。
自分が実際に検索する立場となったときに、不自然に感じないかどうか、考えてみましょう。
クリックしたくなるような文章にする
これが結構難しかったりします。
SEOに最適化させたタイトルをつけようとすると、なかなかクリックしたくなるような魅力的なタイトルにはならないものです。実際に私もいつもこのバランスには頭を悩ませています…。
このあたりは、色々なブログや本、雑誌のタイトル(題名)のつけ方を参考にしながら自分で考えていくしかありません。
有名なところでいくと、タイトルに数字を含めると訴求力が高まるといわれています。
たとえば、
タイトルをつけるポイント
よりも
タイトルをつける5つのポイント
のほうが具体的で目を引くような気がしませんか?
まだまだ、ちょっとしたことでタイトルが魅力的になる方法というものはあるのですが、こういうテクニックをまとめた本などがあるので、それらを参考にしながら自分で身に付けていくほかないですね。
一回身に付けておくと再現性もあるので、頑張りましょう。
titleタグに関するよくある質問
titleタグとは、Googleに該当するテキストがタイトルであると読み込んでもらうために設定するHTMLタグです。
タグの間にテキストを入れることで、Googleにページのタイトルを読み込んでもらうことができます。
タイトルは検索結果に表示され、ユーザーのクリックに大きな影響を及ぼすためです。よって、記事の内容を読んでもらうためには、魅力的なタイトルを設定しなければいけません。
イトルを決める時のポイントは大きく5つあります。
- ターゲットとするキーワードを必ず含める
- キーワードはなるべく左詰めにする
- 記事の内容をふまえて30文字程度にまとめる
- 同じキーワードは何度もいれない
- クリックしたくなるような文章にする
これらはユーザーのクリック率にも大きく影響を及ぼすため、しっかり押さえておきましょう。
ユーザーにとって分かりやすいかどうかを考える
本記事では、SEOに強いタイトルのつけ方について解説してきました。
SEOにとってどのようなタイトルのつけ方がよいか、という軸で話を進めてきましたが、最終的には、ユーザー(読者)にとって分かりやすいタイトルになっているかどうか、というのが重要です。
近年では、SNSで共有されてそこから集客を行えるケースも増えてきました。SNSで共有された時に設定してあるタイトルが自動的に表示されることもありますが、その時にどのような内容が書かれているのか分かりづらいタイトルであれば、そこからクリックする人も少なくなってしまいます。
大切なのは、実際に自分が検索してみたときに、そのタイトルでクリックするか、また内容が理解できるかどうか、といった目線で考えてみることです。
正解がないことではありますが、少なくともいろいろと考えを巡らせたうえで、自分が納得できるタイトルのつけ方をするようにしましょう。
もし、なかなか検索結果に表示されない場合でも、タイトルを少しずつ変更してみて様子をみる、ということもできるのがSEOですので、まずは基本的なポイントを押さえつつタイトルを設定してみてください。
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