<h1>タグはページ内で1つしか使ってはいけない、という話を聞いたことがある方もいるかと思います。しかし、それは本当なのでしょうか。
結論としては、ページ内にh1タグを複数回使っても問題はありません。
Googleのジョン・ミューラー氏もウェブマスター向けの動画で下記のように発言しており、SEO的な悪影響やペナルティの対象ではないことが分かります。
h1 要素は、1ページの中で好きなだけ使っていい。制限はない。上限も下限もない。
h1 要素は、ページの構造を強化する素晴らしい方法であり、ユーザーや検索エンジンはページのどの部分がどの見出しの下に配置されているのかを理解できるので、私ならページ上で適切に使うだろう。
English Google Webmaster Central office-hours from September 27, 2019
とはいえ、このブログは1ページにつき、h1タグは1つしか使わないようにしていますし、もし当社がこの手の質問を受けたときは、複数回使っても良いとしつつも、1ページに対してh1はひとつだけの構成をおすすめします。
本記事では、SEO対策においてh1タグを最適に設定するためにはどうすればよいのか、ということについて解説していきます。
デジマケは高い実績を持ったコンサルタントたちがお客様のHP・事業に合わせ、売上の最大化に貢献できる施策をご提案します。
h1タグを1つだけにする理由
大前提として、ページ内にh1タグは1つ以上あっても問題ないことは、先ほど述べた通りです。しかし、SEOについて最適化するという意味では、複数回使用することは注意しなければいけません。
その理由は下記のとおりです。
- 検索エンジンのクローラーが内容を読み取りづらくなる
- ページ内の主張が弱くなる
主にこの2点でして、より伝えやすく、分かりやすいコンテンツを作成する、という観点でいくとやはりh1タグの使用は1ページにつき、1回だけにするほうが良いです。
検索エンジンのクローラーが内容を読み取りづらくなる
h1タグを複数回使ったとしてもGoogleの検索エンジンはページ内にどのような内容が記載されてあるかは記述されてあるテキストをもとに読み取ることができるでしょう。
ただ、より分かりやすい記事構成にするということを考えると、すべてが大見出しであるh1タグで構成されているものよりも、本の目次のように大見出しや中見出しなど順序良く記述されてあるほうがGoogleも内容を理解しやすくなります。
逆にh1タグが複数ある状態であると、ページ内で最も主張したいことが何なのか分かりづらくなるのです。
Googleの検索エンジンはロボットです。近年、世の中のサイトを巡回しているクローラーの技術が向上しており、いままでより記事にどのようなことが記載されているのかを読み取れるようになってきてはいますが、そもそもとして読み取りやすく記述する、ということはSEOの考え方として大切です。
参考:SEOを意識した見出しタグ(hタグ)の使い方と注意点を解説!|優良WEB
ページ内の主張が弱くなる
h1タグを複数回使うということは、大見出しとして、その記事内で主張したいテーマが複数ある、ということでもあります。
そのような記事構成にしてしまうと、どんなに素晴らしいライティングであったとしても、ユーザーにとっては理解しがたいものとなります。
Webページの記事構成を考えるときはこの1ページ1テーマの考え方が基本となります。なぜなら、検索する人は何かしらの答えを求めてきているからです。
求めているのは、自分が知りたい答えであり、それは多くの場合はひとつなので、複数のテーマを扱って話が脱線することは、ユーザビリティの低下となり、間接的にSEOとしてあまり良い効果につながりません。
今回は、h1タグについて解説しましたが、そもそもhタグ(見だしタグ)についてよく分からない、基礎的な部分をもっと詳しく知りたいという方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
フリーランス特化型プログラミングスクールZeroPlusが運営するZeroPlus Mediaにて、hタグ(見だしタグ)について概要や使い方がわかりやすく解説されています。ぜひ参考にしてください。
【HTML】見出しタグ・段落タグの使い分けについて解説
h1タグの複数使用に関するよくある質問
いいえ、必ずしも複数使用してはいけないルールはありません。 とはいえ、SEOを最適化する観点から見ると、h1タグは1つに設定しておくことをおすすめします。
最適化が1番の目的ですが、具体的には下記2点が挙げられます。
- 検索エンジンのクローラーが内容を読み取りづらくなる
- 本当に伝えたい内容が伝わりにくくなる
ユーザーにとって良質な記事を提供するためにも、h1タグは1つにしましょう。
基本的には、ロゴにh1タグが設定されていても問題ありません。
ただし、画像の場合はGoogleに読み込ませる代替テキストとしてAltを設定する必要があるので注意しましょう。
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