SEO対策について調べている中で、被リンクの数を増やすために、ペイドリンクと呼ばれるリンクを購入する手法があると聞いたことはありませんか?
しかし、ペイドリンクはGoogleの規約に違反した行為であるため、ペナルティを課せられます。そのため、この記事ではペイドリンクや被リンクの重要性について解説していきます。
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ペイドリンクとは何か
ペイドリンクとは、金銭を対価として設置されたリンクのことで、リンクを載せるサイトがリンクを販売して、リンクを載せてもらうサイトがそのリンク購入することを言います。
しかし、現在ではペイドリンクのような購入したリンクを使用するとサイト評価が下げられて、検索順位が大きく下がる原因になっています。
もしも被リンクを購入してしまった場合の対処法として、こちらの記事では対処法について詳しく紹介されているので、参考にしてください。
参考:被リンク購入(ペイドリンク)はガイドライン違反?ペナルティリスクについて解説!|COUNTER
なぜ被リンクが重要視されるのか
検索エンジンが被リンクの数や質を重要視している理由は、コンテンツの質が高くユーザーに価値を提供できていれば、ユーザーからリンクされることも増えて、質の高い被リンクの数が増えると考えているからです。
しかし、以前までの検索エンジンでは被リンクの質を見分けることができていませんでした。そのため、安易にサイト運営者がコンテンツの質を上げる努力をせずに、被リンクの数だけを増やして、検索順位を上げる行為が横行しました。
当時は、被リンクの数が多ければ検索エンジンから高く評価され、検索順位を上げやすかったため、リンクを購入するサイト運営者も多かったです。
前述したように、現在では検索エンジンが被リンクの質も評価するようになり、低品質な被リンクを受けているサイトの評価を下げるようにしました。同時にペイドリンクはブラックハットSEOの一つとしてペナルティの対象になりました。
そのため、リンクを売買することはサイトの検索順位の下落に繋がるため、リンクを売買するサイト運営者は減りました。
検索エンジンは、ユーザー目線で考えて、お金を払って検索順位の上がったコンテンツよりも、純粋にコンテンツの質で検索順位を上げたコンテンツを見れた方が良いと考えています。それは、質の高いコンテンツの方が検索ニーズを満たすことができるからです。
また、被リンクについては別の記事で詳しく解説しているので、ぜひ確認してください。
ブラックハットSEOとは何か
ブラックハットSEOとは、質の低いコンテンツをGoogleの発表しているガイドラインに違反する不正なやり方で検索順位を上げる方法を指します。
Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムがアップデートされる前までは、アルゴリズムの抜け穴のようなものも多く、不正なやり方で検索順位を上げることも可能でした。しかし、現在ではユーザーに高い価値を提供するため、ブラックハットSEOのような施策で検索順位を不正に上げようとすると、ペナルティの対象となります。
ブラックハットSEOをしたことによる、ペナルティとは「検索結果の順位が大幅に下がる」「インデックスから削除されて、ユーザーが検索しても表示されなくなる」この2つであるとされています。そのため、ペナルティを受けてしまうとユーザーに表示される機会が減ったり、全く表示されることがなくなり、アクセス数を大幅に下げてしまいます。
安易な気持ちでブラックハットSEOに手を出すと、一時的にアクセス数を伸ばすことができてもペナルティを受けて、アクセス数がほとんどない状態になりかねないです。また、サイト運営を始めたばかりの初心者であっても受けるペナルティは変わらないため、十分に注意しなければいけません。
ブラックハットSEOについては別の記事で詳しく解説しているので、ぜひ確認してください。
ペイドリンク以外の不正なリンクを紹介
検索エンジンが被リンクの数や質を重要視していることは解説しましたが、ペイドリンクのように不正とされるリンクにはどんなリンクがあるのでしょうか?
以下では、ペイドリンク以外の不正なリンクを紹介していきます。不正なリンクを理解して、知らず知らずのうちに不正なリンクを使用しているという状況を避け、正しい方法で検索順位を上げられるようにしましょう。
リンクサイトからの被リンク
リンクサイトとは、リンクを貼っているだけのサイトのことを指します。これは、サイトのコンテンツの中身がなく、リンクのみを貼っただけのユーザーへ良質な価値を提供できないサイトのことです。
以前では、リンクサイトに大量にリンクを貼って被リンクの数を増やすやり方ができましたが、現在ではリンクサイトからの被リンクはサイトの評価を下げる原因になります。
そのため、ペナルティを課せられる原因であるため、安易にリンクサイトを利用することは避けましょう。
アンカーテキストが不自然なリンク
アンカーテキストとは、リンクの先となるサイトを説明するテキストです。このアンカーテキストを適切な書き方で載せれば、SEOにおいても効果があるとされています。しかし、検索キーワードを並べただけであったり、リンク先の内容と関係のないテキストであるとスパム行為とされてしまいます。
具体的には「SEO対策の方法」に関する記事のリンクを貼る際に、「SEO対策 方法」のようなアンカーテキストにすると不自然であると判断されてしまいます。
そのため、正しいアンカーテキストの記載方法は「SEO対策の方法5選!しっかりと対策しよう」のように、タイトルをそのままアンカーテキストにすることが望ましいです。
関連性の低いサイトからの被リンク
自社のコンテンツと関連性の低いサイトから被リンクを受けても、SEOにおいては効果がありません。
関連性の低いサイトというのは、自社のコンテンツが「SEO」に関する情報を扱っているのに「服の販売サイト」などのような関係のないサイトのことです。このような関連性の低い被リンクを受けていても、SEOを目的とした成果はないため注意してください。
低品質な被リンクを受けた場合の対処法
- 関連性の低いサイトからの被リンク
- キーワードだけを盛り込んだような質の低いサイトからの被リンク
- ほかのサイトのコピーサイトからの被リンク
上記のような低品質な被リンクを受けていると、検索エンジンからペナルティを受けることもあります。そのため、低品質な被リンクを受けていることが分かった場合は、なるべく早めに対応することが重要です。
もし、低品質な被リンクを受けていることが分かった場合には、相手サイトに連絡してリンクを削除削除してもらうことが望ましいです。しかし、連絡の返信が返ってこないことも多くあります。そのような場合にはGoogle Search Consoleでリンクの否認をおこないましょう。
そうすることで、相手サイトのリンクを削除することはできませんが、リンクによるSEO関連の評価が変動することを防ぐことができます。
質の高い被リンクとは何か
ここまで、質の低い被リンクについて解説してきましたが、質の高い被リンクを受けることで検索エンジンから評価してもらえます。
そのため、以下で説明する質の高い被リンクを多く獲得できるようにしましょう。
自然にされた被リンク
自社のコンテンツを見たユーザーが自発的に設置したリンクのことを、自然にされた被リンクと言います。自然に被リンクをされたということは、自社のコンテンツを見たユーザーが「ほかの人にも見てもらいたい」という気持ちになっていると考えられます。ユーザーをそのような気持ちにするには、コンテンツの内容が多くのユーザーに有益でなければなりません。
そのため、検索エンジンは自然にされた被リンクの数が多いサイトを高く評価しています。検索エンジンに評価されれば検索順位が上がるため、自然にされる被リンクの数を増やせるようコンテンツの質を高めることが大切です。
複数のサイトから得た被リンク
検索エンジンが被リンクの質を評価する際に「ドメイン」の数も考慮されています。もし、同じドメインのサイトからいくつも被リンクを獲得していても、スパム行為と判断されてしまう可能性もあります。
複数のサイトから被リンクを受けている場合には、複数のサイトが自社のコンテンツの質が高いと評価していると考えられるため、検索エンジンからの評価も上がり、検索順位も上がる可能性があります。
関連性の高いサイトからの被リンク
関連性の高いサイトから受けている被リンクは、質の高い被リンクとしてサイト評価を上げる一因になります。ここで説明する関連性の高いサイトとは、自社のコンテンツに関する専門的な情報を発信しているサイトのことです。
具体的には、自社のコンテンツの中で、SEO対策の一つの手法である「コンテンツSEO」に関する記事が「SEOに関する総合的な情報を発信しているサイト」から被リンクを受けた場合には、関連性の高いサイトからの被リンク、つまり質の高い被リンクを受けていると言えます。
関連性の高いサイトから被リンクを獲得する必要性は、Googleの発表している「E-A-T」呼ばれる高品質なコンテンツの特徴が関係しています。「E-A-T」とは「Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・ Trustworthiness(信頼性)」の頭文字を取った言葉で、Googleが高品質なコンテンツかどうかを判断している基準です。
関連性の高いサイトや専門的な情報を総合的に発信していおるサイトからの被リンクを受けると、自社のコンテンツも「E-A-T」を満たす専門性の高いサイトであると判断され、検索順位が上がる可能性があります。
「E-A-T」については別の記事で詳しく解説しているので、ぜひ確認してください。
ペイドリンクに関するよくある質問
ペイドリンクとは、リンク元のサイトが販売するリンクをリンク先のサイトが購入するといった金銭を対価として設置された被リンクのことです。
この手法はブラックハットSEOの一つとされているため、サイトの評価が大きく下がり、検索順位が大幅に下落する原因となっています。
Googleなどの検索エンジンが被リンクの数や質を重要視している理由は、コンテンツの質が高くユーザーに価値を提供できていれば、ユーザーからリンクされることも増えて、質の高い被リンクの数が増えると考えているからです。
そこでペイドリンクと呼ばれる手法が横行したわけですが、検索エンジンが被リンクの質を識別できるようになったため、質の高い被リンクでないと上位表示はされません。
もし、低品質な被リンクを受けていることが分かった場合には、相手サイトに連絡してリンクを削除してもらいましょう。
とはいえ、連絡の返信が返ってこないことも多くあります。そのようなケースでは、Google Search Consoleでリンクの否認をおこないましょう。
まとめ
以前では、ペイドリンクのような不正なリンクでサイト評価を上げて、検索順位を上げることができましたが、現在ではペナルティの対象となりました。そのため、コンテンツの質を高くすることが必要になります。
しかし、SEOの外注を検討している場合に「リンクの購入」を勧めてくる業者もいます。そのような行為はこの記事で説明したように、ペナルティの対象であり、検索順位を大きく下げる原因になるため、注意してください。
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