CVRの計算方法や改善方法を解説!

5 min
CVRの計算方法や改善方法を解説

Webマーケティングについて学んでいると、CVRと耳にすることもあると思いますが、実際にどのように計算したら良いのか、改善するにはどうしたら良いのかなどの疑問を感じることも多いと思います。

この記事では、そのような方向けに、CVRの計算方法や改善方法を分かりやすく解説しているので、ぜひ確認してみてください。

CVRとは何か

CVRとはコンバージョンレートと呼ばれる、サイトのセッション数からどれだけコンバージョン(成約や問い合わせ)になったかを表している指標です。CVRは特に、リスティング広告やSEOなどのWebマーケティングの成果を見るときによく利用されています。

また、近年多くなってきているECサイトなどでは「購入」という消費者の行動をコンバージョンのポイントに設定していることも多いです。しかし、問い合わせや申込みなどをコンバージョンのポイントにしていることも多いので、自分の競合となるサイトなどがどこに設定しているかも知っておくと便利です。

CVRの計算方法

CVRの計算方法は、サイトへの訪問者や広告がクリックされた回数に対して、いくつのCV(コンバージョン)があったかで計算されます。そのため、CV数を訪問者や広告がクリックされた回数で割って出されます。

※t-webのHPより引用

CVRの計算例

CVRを実際に計算した例とポイントを以下で紹介するので、自分で計算する際の参考にしてください。

例①:セッション数が1,000でCV数が10である場合のCVRは「CV数(10)÷セッション数(1,000)×100=1.0%」となります。

例②:セッション数が5.000でCV数が40である場合のCVRは「CV数(40)÷セッション数(5,000)×100=0.8%」となります。

CVRを計算せずに単純な成果であるCV数だけを見ると、例②の方が成果が出ていると感じがちですが、実際にセッション数が多いためにCV数が増えているだけで、CVRで見ると例①の方が成果が出ていると言えます。このように、客観的にサイトやリスティング広告の現状を分析して、改善していくためにCVRはとても便利な指標です。

Google AnalyticsでCVRを確認する方法

Google Analyticsを利用すれば、CVRを自動で計算してくれて、さらにサイト全体・流入別・LP別などに分けて確認することもできます。

CVRを確認するためにはCV(目標)設定を行う必要があります。
設定方法は簡単で、ホーム画面左下の「管理」から「目標」をクリックし、目標設定画面を表示します。この目標設定画面で「新しい目標」を開き、「テンプレート・カスタム」を選んでCVのタイプを設定して続行をクリックし、保存すればCVを設定し・CVRを確認する事が出来るようになります。

CVRの平均値はいくつ?

実際にCVRを計算したり確認することはできたが、「どれくらいCVRがあったらいいの?」と疑問に感じると思います。業界や商材によっても違うので一概には言えませんが、「金融・医療・IT関連」はCVRの平均値が5%~10%になっており、「ECサイト・旅行・サービス業」はCVRの平均値が3%程度になっています。

これは、業界の特徴や商材の種類によってCVRの平均値に差が出ていることも考えられますが、前述したようにCVポイントが「購入・問い合わせ」のどちらに設定するかでもかなりCVRの数字が変わってきます。そのため、あくまでも参考程度に「このくらいなんだな」と認識しておいてください。

特にECサイトでは「購入」という難易度の高いポイントをCVポイントに設定していることも多いので、CVRが低くなってしまいがちです。

CVRを改善する方法

上記のCVRの平均を見て、自社のサイトのCVRが低いと分かった場合には、CVRを改善していく必要があります。そのため、以下ではCVRを改善する方法を紹介していきます。

CVRの目標値を再設定する

始めに、CVRの目標値が適正であるかどうかを確認して、適正な値に再設定しましょう。適正な値かどうかを知る方法も疑問になるかと思いますが、「○○業界 平均CVR」と検索すると平均CVRを知ることができます。

そのため、自社の運営するサイトと同じ業界のサイトのCVRがどれくらいであるかを知り、目標として達したい数字を設定しましょう。この数字は会社の立ち位置や目標によっても変わるので、慎重に検討する必要があります。

コンバージョンまでの流れを改善する

サイト内でのコンバージョンまでの流れがスムーズになるように改善することは、CVRを改善することに効果的です。例えば、LPの質を向上させたり、TOPページの最適化をおこなう、お問い合わせフォームや購入フォームなどの最適化をおこなうことが求められます。

LPではユーザーの顕在ニーズだけでなく、潜在ニーズを引き出すようなページにする必要があり、コンバージョンする多くの人がLPであることが多いため、最も注力したい部分になります。

そのほかにも、ユーザーがサイトに訪れて最初に目にするTOPページにコンバージョンへの導線を置くこと、ユーザーが「お問い合わせ・購入をしたい」と考えているのにエラーが出てしまって離脱してしまうことを避けるためにお問い合わせフォームなどの最適化も必ずおこないましょう。

サイトの訪問者数を増やす

CVRを改善するためには、母数となるセッション数を増やすこと、つまりサイトの訪問者数を増やすことも重要です。上記で挙げたコンバージョンへの工夫や施策をいくらおこなっても、サイトへの訪問者数が少なければCV数が思うように伸びません。

そのため、サイトの訪問者数を増やす施策とCVRを改善する施策を並行しておこなっていくことが重要になります。

仮説を立て、効果を検証する

また、CVRに限らずですが、現状の数字を分析して、「どうしてこの数字になっているのか」「ユーザーのニーズを満たせているのか」などの仮設を立てて、それに対する施策を実行してその効果を検証するという一連の流れをおこなう必要もあります。

Webマーケティングでは、仮設から実行し、効果の検証という流れを繰り返すことでより効果の高い施策を展開できるようになります。そのため、初めの内は愚直に、実行から検証を繰り返すことも必要です。

CVRが低い主な原因

CVRを改善する方法についても紹介してきましたが、CVRが低くなってしまう原因を理解しておくことで事前にCVRが低くなることを防げたり、改善する際のチェックポイントとして活用することもできます。

そのため、以下ではCVRが低い主な原因を紹介していきます。

ユーザーがコンバージョンしにくいサイトである

そもそもユーザーがコンバージョンしにくいサイトであると、CVRは低くなります。ユーザーがコンバージョンしにくいということを詳しく説明すると、「お問い合わせ・購入」のフォームやボタンの位置が分かりにくいことです。

この場合には、コンバージョンするためのボタンやフォームを、サイトに訪れたユーザーがひと目で分かるような位置に設置することで改善できます。

コンテンツの質が低い

CVRが低くなる原因として、コンテンツの質が低いパターンもあります。コンテンツの質が低ければ、当然コンバージョンするユーザーの数も少なくなります。

しかし、注意が必要なのはユーザーのニーズ(○○について知りたい)などのニーズを満たすここのできるコンテンツの質ではなく、「ユーザーが購入したい・問い合わせたい」と感じたところでコンバージョンボタンや問い合わせフォームを設置できているかを精査する必要があります。

ユーザーが全く興味のないところでコンバージョンボタンが出てきたも意味がありませんし、興味が湧いて商品を購入したいと感じたときにコンバージョンボタンが出てこなくても、離脱してしまう可能性は高まります。そのため、適切な場所に設置できている質の高いコンテンツであるかどうかを見ていく必要があります。

広告とLPで整合性が取れていない

広告から流入してきたユーザーがLPとの内容に乖離を感じると、コンバージョンせずに離脱してしまうことが多いです。そのため、広告とLPの内容で整合性を取る必要もあります。

ほかにも、女性向けの下着のLPを用意しているのに、広告の表示されるユーザーが男性であると効果が出ません。そのため、ユーザーのターゲティングをしっかりとおこない、表示したいターゲットに表示されるように広告を設定する必要もあります。

コンバージョンまでのハードルが高い

ECサイトなどで多く考えられるのが、コンバージョンまでのハードルが高いということです。一般的に「購入」という行動に消費者が移るにはかなりのハードルを乗り越える必要があります。

そのため、「購入」というコンバージョンのポイントを変えるのではなく、「商品を保存」などの一時的にユーザーが保存できるようにするボタンを設置して、その商品の在庫状況をメールなどで知らせるような施策が効果的です。

ほかにも、「お問い合わせ」というコンバージョンのポイントであっても、「無料問い合わせ」などに変更してユーザーの心理的ハードルを下げるとCVRを改善することができます。

スマホユーザーに対応できていない

近年では、PCからサイトを見るよりもスマホでサイトを見ているユーザーが多い場合もあり、PCとスマホの両方にサイトが対応していないとCVRが低くなりがちです。

PCからでは見やすいサイトではあるが、スマホでは見にくくなってしまっているとスマホユーザーのCVRは低くなってしまいます。サイトを制作する際の基本はPCの画面に合わせて制作されるので、PCで見る際に見づらいことは少ないですが、スマホユーザーに対応していないサイトはよくあるので注意しましょう。

まとめ

ここまでCVRについて解説してきましたが、自社のサイトのCVRを上げる施策として何をしたら良いのか明確に判断することは難しいと思います。そのため、経験豊富なWebコンサルなどに依頼してみることもおすすめです。

前述したように、Webマーケティングでは、仮説を立て実行し、効果を検証することが必要ですが、自社でこの一連の流れを何度もおこなうには時間や労力を多く費やしてしまいます。そのため、Webコンサルを請け負っている会社に外注して適切な施策のアドバイスや提案を受けることをおすすめします。

ゆり

ゆり

社会人3年目のマーケッター。
SEOやSNSマーケティングを中心に勉強中。

カテゴリー:
関連記事