サイト運営をしていると、よく耳にするのがメタディスクリプションですよね。しかし、「メタディスクリプションがどのようなものなのか。メタディスクリプションはどのように書いたら良いのか。」と悩んではいませんか?
この記事では、そのような悩みを抱える方向けに、メタディスクリプションの記載方法、目的や意識するポイントも紹介していきます。
メタディスクリプションを書く際には、どうして設定するのかを理解して、いくつかのポイントを抑えながら書く必要があります。この記事では、どちらも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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メタディスクリプションとは何か
メタディスクリプションとは、記事の概要を紹介する80〜140文字程度で書かれた文章のことです。下記の画像のように、GoogleやYahoo!などで検索した際の検索結果にスニペットとして表示されます。※スニペットとは説明文のことです。
このメタディスクリプションは、自分で設定しなくても検索エンジンが自動生成して表示されることもあります。そのため、これまで重要視してこなかった方もいるかもしれません。
しかし、メタディスクリプションを書くメリットや目的もあるので紹介していきます。ちなみに、文章の内容を自分で考えて設定しても、必ずしもその内容が表示されるとは限らないので注意しましょう。
メタディスクリプションを書く目的とは?
メタディスクリプションを書くのは、クリック率に影響するためです。
検索結果に表示される「タイトル」はデバイスによりますが、基本的に30文字程度しか表示されません。そのため、タイトルだけで記事の内容を伝えきることは難しいです。そこで、付随するメタディスクリプションでより詳しい内容を言及していきます。
先述したように、メタディスクリプションは80〜140文字程度の文章を表示できるため、記事にどのような情報があるのかを具体的にユーザーへ伝えることができます。その結果として、ユーザーはタイトルとメタディスクリプションの2つを見てから記事の内容を判断できます。
つまり、ユーザーが見たいと思う魅力的な文章やユーザーの求めている情報があると伝えることができれば、クリックしてくれるユーザーが増加する可能性があるのです。
しかし、クリック率を高めることを意識しすぎて、記事の内容と違うことを書くと、ユーザーの期待を裏切ることになり、SEOの面で見てもマイナスの影響を受けてしまいます。そのため、メタディスクリプションには記事の内容から逸脱しすぎないように注意しましょう。
関連キーワードを含める
通常、SEOを意識してページを作成する場合、対策キーワードを設定します。しかし、実際には、設定した対策キーワードだけではなく、別のキーワードからも流入してきます。
別のキーワードとは「関連キーワード」と呼ばれる、特定のキーワードと一緒に検索される可能性が高いキーワードのことです。
Googleで「SEO」というキーワードを検索すると、上記の画像のように「SEO対策とは」「SEOとは わかりやすく」「SEOとは何か」などのキーワードが表示されます。
このキーワードは関連キーワードと呼ばれており、対策するページのなかにこれらのテーマも含めてあげると上位表示しやすい傾向があります。記事のなかに取り入れることにしたのであれば、この関連キーワードをメタディスクリプションに記載することで、関連キーワードで検索結果に表示された際に、ユーザーにその記事を訴求できるようになるのです。
ここまでメタディスクリプションをしっかりと記載するメリットについて紹介してきましたが、忘れてはならないのが、メタディスクリプションは直接的に検索順位に影響することはないことです。あくまでも間接的に効果があると認識しておきましょう。
ページごと個別で設定する
もうひとつ大切なのが、ページごと個別で設定するということです。メタディスクリプションはページの内容を要約した文章なので、ページごと文章が一緒になるはずはありません。
しかし、複数のページで同じメタディスクリプションを設定しているサイトが結構あります。これまで数千サイト以上見てきましたが、制作会社が作成したサイトであっても同じメタディスクリプションを複数のページで設定しているケースはありました。ひどい場合は、全ページ同じメタディスクリプションになっていることも。
正直なところ、全ページ同じディスクリプションを設定するぐらいなら未設定にして、検索エンジン側に任せたほうが良いぐらいです。
とはいえ、サイトの規模にもよりますが、全ページ個別でディスクリプションを作成するのは骨が折れます。そういった場合には、ある程度テンプレートや生成AIなどを使いながら作業の負担を緩和させる工夫をしてみてもいいかもしれませんね。
メタディスクリプションを書く際に意識すべき6つのポイント
メタディスクリプションを書く際には、いくつかのポイントを抑えて書かないと、直帰率が高くなってしまったり、そもそも検索エンジンが自動生成した文章が表示されることもあります。
さらに、ユーザーの興味を引くような内容にする必要もあります。とはいえ、最初からユーザーの興味を引くような魅力的な文章を制作するのは難しいかもしれません。
そのため、以下で紹介する、メタディスクリプションを書く際に意識すべき6つのポイントを参考にしてください。
ユーザーの検索意図を想定する
まずは、ユーザーの検索意図を想定しましょう。ユーザーがどうしてそのキーワードで検索したのか。そのキーワードで検索するユーザーが知りたいと考えている情報は何かを想定することが大切です。
ユーザーの検索意図に対する回答が記事に書かれていることが、ユーザーに伝わればクリックしてくれるユーザーも増えます。そのため、ユーザーの検索意図を満たすような情報があることを簡潔に記載しましょう。
検索キーワード・関連キーワードを入れる
メタディスクリプションには、検索キーワードや関連キーワードを入れて書くようにしましょう。
そうすることで、ほかのキーワードでの露出したときにアクセス数を増加させる可能性が高まります。
たとえば、「SEO」というメインキーワードで記事を作成した際に、メタディスクリプションには「SEO対策とは」「SEOとは わかりやすく」といった関連キーワードを自然な形で盛り込んで文章を作成します。
「SEO対策 とは」や「SEOとは わかりやすく」というキーワードを入れておくと、それらのキーワードで検索結果の上位に表示された際に、ユーザーに対して「この記事にはSEO対策やSEO キーワードに関する情報もありますよ。」ということが伝えることができます。
その結果として、想定していたキーワード以外で上位表示した時でもクリック率の増加が期待できるようになるのです。
80文字〜140文字以内にする
メタディスクリプションの文字数にも注意しましょう。メタディスクリプションに表示できる文字数は80文字~140字程度と決まっているため、それを超える文字数を記載してしまうと「・・・」と省略されてしまいます。
特に、表示するデバイスによっては80文字程度しか表示できないため、自社のサイトに流入しているユーザーに偏りがある場合には、なるべく80文字程度に抑えておくか、時伝えたい内容をなるべく前の方に持ってくることが大切です。自社に流入しているデバイス別のユーザー層はGoogle Search Consoleで確認できます。
記事の内容を伝える文にする
メタディスクリプションに記載する文章は、記事の内容を伝える文にしましょう。
ユーザーは検索する際に、何らかの悩みを持っていたり、何かの情報を欲しています。そのため、メタディスクリプションやタイトルに表示されている文章を簡単に確認して、その記事を読むかどうか決めていることも多いです。
メタディスクリプションには、その記事でどんなことが書いてあるのかを簡潔に提示して、ユーザーに記事を読むメリットを伝えるようにしましょう。タイトルに入れることのできなかった内容を入れると効果的ですよ。
記事を読むことのメリットを伝える
メタディスクリプションを書く際には、記事を読むことのメリットを伝えることも重要です。
記事を読むことのメリットを伝えることができれば、ユーザーがクリックしてアクセスしやすくなります。その記事を読んで、どんな情報が得られるのか。どんな悩みを解決できるのかを魅力的に伝えるようにしましょう。
どんな悩みを解決できるのか伝える
メタディスクリプションには、どんな悩みを解決できるのか記載することも重要です。
ユーザーは検索する際に、何かの悩みを抱えており、その悩みを解決できる記事を探しています。そのため、どのような人の、どのような悩みを解決できるのか伝えましょう。
記事を作成する際にも、ユーザーの検索意図を想定して、記事を作成しましょう。そうすることで、検索ユーザーの抱える悩みを解決できるような記事を作成することができて、メタディスクリプションにもその内容を盛り込んで、魅力的な文章にすることができます。
メタディスクリプションのテンプレートを紹介
メタディスクリプションを設定する際には、例文やテンプレートを知っておくと便利です。
以下では、メタディスクリプションのテンプレートを紹介していきます。
①悩み解決系
この記事では、〇〇に悩んでいる方向けに、〇〇のやり方を〇〇のプロが丁寧に解説しております。〇〇をおこなう際の注意点やコツについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
②サービス提案系
〇〇をしたいなら、〇〇のサービスを利用することで、上手く実践することができます。弊社の年間サービス利用者は〇〇人を超えており、その経験を活かしてお客様にサービスを提供することができます。〇〇のサービスはこちらお申し込みできます。
③ハウツー系
この記事では、〇〇のやり方について〇〇のプロが目的や例文、コツも交えながら紹介しています。実績も多くあるため、経験に基づいた〇〇の情報を紹介しています。役立つ情報を網羅しているので、ぜひご覧ください。
メタディスクリプションに関するよくある質問
メタディスクリプションは検索エンジンが自動生成してくれることもあるため、これまであまり馴染みがなかった方も多いでしょう。
以下では、メタディスクリプションに関するよくある質問を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
メタディスクリプションを反映させるにはどうすればいいの?
HTMLサイトであれば、<head>要素内に<meta name=”description“ content=“記載したい文章~“ />を記述することで反映することができます。
ワードプレスを使用している場合には、利用しているプラグインやテーマによってメタディスクリプションの記載方法が異なるので、注意してください。
基本的には、記事編集画面に「メタディスクリプション」という枠があり、そこに入力できるようになっています。
設定したメタディスクリプションと違う文が表示される
スニペットの生成プロセス
スニペットはページ コンテンツから自動的に生成されます。スニペットは、ユーザーの特定の検索内容との関連性が最も高いページ コンテンツを重視してプレビューするように設計されています。つまり、Google 検索では、検索ごとに異なるスニペットが表示される可能性があるということです。
Google検索セントラルを見ると、上記のように「Googleが最適な文章を選んでスニペット(=メタディスクリプション)に表示する」と公言しています。
そのため、サイト運営者はメタディスクリプションの内容の希望をGoogle側に出すことはできるが、それが最適ではないと判断されれば自動生成された文章が表示されるようになっています。
SEO上の効果はあるの?
メタディスクリプションは直接的な検索順位への影響はありません。
しかし、ユーザーの検索意図に対して最適化されたメタディスクリプション記載することで、クリック率や滞在時間が向上し、検索エンジンからの評価が上がることもあります。
また、クリック率を上げようとして記事の内容から逸脱すると、直帰率が高くなり評価が悪くなってしまうこともあります。
自力で施策をおこなうのが難しい場合には
この記事を読んで、メタディスクリプションの書き方や意識すべきポイントは理解できたでしょう。しかし、メタディスクリプションに関してやほかのSEOに関する施策を自力でおこなうことが難しいという方も多くいるでしょう。
そのような場合には、SEO対策を外部に任せることも選択肢のひとつです。デジマケでは、お客様のサイトにあわせて最適な施策を提案・実行できるため、自社のリソースを割かずにSEO対策をおこなうことができます。
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