サジェストキーワードとは、検索エンジンが自動的に表示する関連キーワードのことです。ユーザーの検索意図を理解し、効果的なキーワードを選択する上で非常に重要な要素となります。
本記事では、サジェストキーワードとは?から効果的な調査方法、5つのツールをご紹介します。すべて無料で簡単な操作方法で利用できるので、おすすめです。
また、効率的なキーワード調査を行うことは、Webサイトでの集客やSEOの向上に役立ちます。サジェストキーワードの活用を通じて、より多くのユーザーを引き付け、サイトの成果を最大化しましょう。
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サジェストキーワードの基礎知識
早速ですが、サジェストキーワードとは何かをおさえておきましょう。
サジェストキーワードとは?
サジェストキーワードとは、Googleなどの検索窓に文字を入力した際に自動表示されるキーワード候補のことです。
例として、Googleの検索窓で「デジタルマーケティング」と検索してみましょう。
このように、Googleのアルゴリズムがキーワードを瞬時に読み取り、そこからユーザーが知りたいことを予測して10個のキーワードを提案してくれます。また、ユーザー本人が過去に行った検索履歴がある場合は優先的に表示されます。
サジェストキーワードを閲覧したユーザーは「そうそう、これについて調べたかったんだよ!」「こんな検索ワードがあるのか!」とその中から検索キーワードを選んで検索します。そうすることで、検索エンジンの利便性を向上させられるのです。
なお、サジェストキーワードが表示されるのはGoogleだけではありません。Yahoo!やBing、YouTube、Amazonなど様々なプラットフォームで用いられます。
サジェストキーワードと関連キーワードとの意味の違い
サジェストキーワードと近いものに「関連キーワード」があります。
関連キーワードとは、ユーザーが入力したメインキーワードと関連するキーワードのこと。通常、検索結果ページの最下部に8つ表示されます。
サジェストキーワードといくつか被るワードもありますが、完全に一致するわけではありません。これはサジェストキーワードがユーザーの検索傾向や流行を強く反映するのに対し、関連キーワードはあくまでも検索ワードと一緒に検索される確率の高い候補を算出しているためです。
このように、表示される仕組みにおいて違いがあるのです。
サジェストキーワードの取得方法・調べ方2つ
では、サジェストキーワードはどのようにして取得するのでしょうか。主な調べ方として大きく2つ挙げられます。
- 検索窓にキーワードを直接入力する
- キーワード取得ツールを活用する
それぞれの方法について、順番にチェックしていきましょう。
①検索窓にキーワードを直接入力する
まず、Googleなどのプラットフォームにある検索窓に直接入力する方法です。
こちらは検索キーワードごとに手入力で行うため、どうしても手間が生じます。
例えば「メインテーマ+〇〇」と2語で検索する場合、〇〇に当てはまるワードを変えながら検索すると何通りもあるので非常に時間がかかります。ですから、効率良く検索したい場合はおすすめしません。
さらに、ユーザー本人が過去に行った検索結果が上位表示されるため、シークレットウィンドウで実施しないと正確な結果は得られない点にも注意が必要です。
②キーワード取得ツールを活用する
キーワード取得ツールを活用すると、簡単かつ自動でサジェストキーワードを検索できます。検索キーワードに応じたサジェストキーワードが手動よりも速く正確に閲覧できるので、効率よく調べるならツールを活用しましょう。
使用するツールによっては、抽出結果の一括取得や色分け、並び替えなども行えるので情報整理もお手のものです。
無料で利用できるツールも多く、サジェストキーワードを調べるのなら活用しない手はありません。
無料で使えるサジェストキーワードツール5選
サジェストキーワードの取得ツールには無料で利用できるものがたくさんあります。本記事では、その中でも5つに厳選しました。
- ラッコキーワード(旧名:関連キーワード取得ツール(仮名・β版)
- keysearch Beta
- Keyword Tool
- Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
- Googleキーワードプランナー
それぞれの特徴をおさえて、導入するツールを検討してみてください。
ツール①ラッコキーワード(旧名:関連キーワード取得ツール(仮名・β版)
画像出典:ラッコキーワード
ラッコキーワードは、ラッコ株式会社が運営する無料のサジェストツールです。元々、関連キーワード取得ツールという名称でしたが、2020年7月にアップデートとともに名称変更がされました。
検索可能なサジェストキーワードは、GoogleサジェストやBing、Youtubeなど。豊富なプラットフォームに対応している他、共起語や見出し抽出といったキーワード選定において必要な機能が備わっています。
フリープランでも十分に利用できますが、1日の調査回数に制限があるのは唯一の懸念点。この上限を増やすためには、有料プランにするしかありません。
2020年11月には、Goodkeywordと統合され、日本国内最大級のキーワードリサーチツールとして多くの方に愛用されています。
ツール②Keysearch Beta
画像出典:Keysearch Beta
Keysearch Betaは、検索キーワードのサジェストをマインドマップ形式にして表示してくれるサジェストツールです。
検索したキーワードからテーマごとに自動で分類してくれる他、非常に見やすく表示してくれます。記事案を作成するにあたって、作業効率が図れることは間違いありません。
また、世界主要国のGoogleサジェストに対応しているのも魅力のひとつ。現在では主に日本・アメリカ・タイ・インドネシア・台湾の5カ国に対応しています。
さらには、検索結果をCSVでダウンロードも可能です。
ツール③Keyword Tool
画像出典:Keyword Tool
Keyword Toolは、750以上のサジェストに対応したサジェストツールです。
GoogleやYouTube、Twitter、Instagramなど主要サービスにはほとんど対応。調べたいサービスにクリックで切り替えて検索窓に入力するだけで手軽に調査が可能です。
キーワード抽出量や検索結果の表示速度もトップクラスに優れています。無料で提供しているサービスの中でも高いクオリティを誇ります。
ただし、無料プランでは検索ボリュームはチェックできません。ですから、必要であれば有料プランへのアップグレードもしくは別ツールの利用を検討しましょう。
ツール④Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
画像出典:Ubersuggest
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、サジェストキーワードの調査だけでなく、キーワードの細かな分析も行えるサジェストツールです。
無料プランでも正確な検索ボリュームをチェックできますが、1日の検索回数は3回のみ。さらに、全ての検索結果が表示されるわけではありません。
有料版へのアップグレードを促す表示が多いので、使い勝手はあまり優れていないです。
このように無料で利用する場合には制限が多いため、しっかりと利用したい場合はまず7日間の無料トライアルを利用してみてください。
ツール⑤Googleキーワードプランナー
画像出典:Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Google広告を利用しているなら誰でも無料利用できるサジェストツールです。
利用できる主な機能は、キーワード検索と検索ボリューム・予測データ確認の2種類。
検索結果の各ボリュームは、広告出稿の有無によって正確性が異なります。広告出稿している場合は、正確な数値が表示されますが、出稿していないと「100〜1,000」といったおおよその数値しか表示されません。
よって、実質的に費用を投じていないと正確な結果が得られない点は理解しておきましょう。
サジェストキーワードの活用・実践方法
ここからはサジェストキーワードの活用方法について、具体的に解説していきます。実際に2つのキーワードを例に挙げて解説していきます。
例①「海外ドラマ」で検索した場合
まず「海外ドラマ」の場合はどのようなサジェストキーワードが表示されるのか、確認していきましょう。
サジェストキーワードから、ユーザーが海外ドラマと検索してどのような情報を知りたいのかがチェックできます。
例えば、一番最後にある「ハマる海外ドラマ」というキーワード。ここから「1話見ただけでその後の展開が気になる、ハマる海外ドラマが知りたい」というニーズが読み取れます。
実際に記事制作をする際には、最新やおすすめの海外ドラマだけでなく、思わず釘付けになる海外ドラマをピックアップすると良いことが分かりますね。
例②「フィットネスバイク」で検索した場合
では「フィットネスバイク」で検索した場合はどうでしょうか。
おそらく「どれほどの金額が必要なのだろうか?」「おすすめのフィットネスバイクはどれ?」といったニーズが想像できるはずです。ですが、ユーザーが知りたい情報は本当にそれだけでしょうか?
そこで、実際にサジェストキーワードをチェックしてみると、一番上に「フィットネスバイク 効果」とありますね。
ここから、ユーザーには「フィットネスバイクを利用して得られる効果について知りたい」というニーズがあるということが読み取れます。
ですから、フィットネスバイクで上位表示を狙う記事には、フィットネスバイクの効果を盛り込むことでユーザーに満足されるコンテンツを目指せます。
サジェストキーワードは必ずしもユーザーニーズと一致しない
ただし、サジェストキーワードが必ずユーザーの求める情報であるとは限りません。というのも、ユーザーによって抱える悩みは様々ですし、より複雑化するケースもあるからです。
また、サジェストキーワードに表示されても検索ボリュームが少ないなら、それは多くの方が求めている情報ではないということ。つまり、ユーザーニーズを知るならサジェストキーワードとセットで検索ボリュームも把握しておかなければいけません。
キーワードごとの検索ボリュームは、Googleキーワードプランナーを用いて手軽にリサーチできます。こちらを導入して、ユーザーニーズの調査に活かしましょう。
サジェストキーワードに関するよくある質問
サジェストキーワードと関連キーワードはとても近いものですが、意味合いが若干異なります。
- サジェストキーワード:ユーザーの検索傾向や流行を強く反映
- 関連キーワード:検索ワードと一緒に検索される確率の高い候補を算出
サジェストキーワードはGoogleの検索窓に入力した際に自動表示されますが、ツールでも確認できます。
- ラッコキーワード
- keysearch Beta
- Keyword Tool
- Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
- Googleキーワードプランナー
それぞれの詳細については無料で使えるサジェストキーワードツール5選でご確認ください。
サジェストキーワードの調べ方は、検索窓にキーワードを直接入力するかキーワード取得ツールを活用するの2つあります。
サジェストキーワードを抽出・チェックして記事制作に活かそう
SEO対策のために記事を制作していくにあたって、サジェストキーワードはユーザーが求めている情報の重要な手がかりになります。
ただ、サジェストキーワードに含まれるからと言って精査せずに盛り込んでもユーザーの満足度は高められません。
「この情報は本当に必要なのか?」「ユーザーが求める情報は他にないか?」といった視点を持ち、ユーザーにとって有益なコンテンツ制作を心がけましょう。
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