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サイトの読み込みが遅い?原因の見つけ方と速度改善の方法を事例で解説

サイトの読み込みが遅い?原因の見つけ方と速度改善の方法を事例で解説

ホームページやオウンドメディアなどのWEBサイトでよく相談を受ける悩みのひとつが、ホームページの読み込みが遅く、クリックしてから表示されるまでが遅いというものです。
実際に相談を受けたサイトを見てみると、WEBサイトを開くのに時間がかかったり、ボタンを押してから次の画面に遷移するまで数秒待たされたり、ひどい場合は数分間画面が真っ白で何も表示されないこともありました。

ディレクター 椎木
ディレクター 椎木

弊社では、ホームページ速度改善に関して多くの案件を解決してきました。WEBサイト制作業界に身を置いている体感として、速度改善のノウハウをしっかり持っている制作会社やエンジニアは意外と希少で、そのため弊社に相談が集まっている印象があります。そこで今回、サイトの読み込みが遅い際の、よくある原因と改善策をまとめてみました。

WEBサイトの読み込みが遅いのには本当に様々な要因があります。そのため、実際にそのサイトのソースコードなどを確認しないと原因を特定できないケースも少なくありません。
しかし、これまでの経験から特に多かった根本原因と、その解決策をできるだけ分かりやすく分別して整理してみましたので、一読いただき、困っている方が「とりあえずここが原因なのかな」という目星をつけれられればよいなと感じております。

運用しているWEBサイトの速度を早くするために検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。単なる「画像を軽くする」「アニメーションを削除する」といった小手先の改善ではなく、本質的なホームページ速度改善の方法を紹介します。まずは、あなたのサイトがどのパターンに当てはまるか確認してみましょう。

「自社サイトが重くて困っている」「色々試したけれど改善しない」——そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
実際の事例に基づいて、根本的なホームページ速度改善をサポートいたします。

まず確認|サイトの表示速度が遅い原因はどのタイプ?

ホームページが遅いと感じたときは、「どんなふうに遅いのか」をしっかり確認しましょう。その症状によって原因や対策の検討をつけることも可能です。

実際、弊社にいただく相談も、大きく分けると以下の3つのパターンに分類できます。

① ページがなかなか表示されない・真っ白な時間が長い

ボタンを押してから次の画面に切り替わるまで数十秒〜数分かかる、ひどいときは画面が真っ白のまま何も表示されない。こうした症状は、サーバーの処理能力が追いついていない可能性があります。特にアクセスが増えてきたタイミングで急に起こることが多いです。 → この場合は「サーバーの問題」のセクションをご確認ください。

② 表示はされるが、なんとなく遅い・もたつく

サイト自体は開くけれど、読み込みに2〜3秒かかる、スクロールするとカクつく、画像がじわじわ表示される。こうした症状は、ソースコードの肥大化や画像・動画の重さ、不要なタグの読み込みなど、サイトの中身に原因があるケースがほとんどです。 → この場合は「サイトが遅くなる主な原因と改善方法」のセクションをご確認ください。

③ いろいろ試したけれど速くならない・そもそも原因が分からない

画像を軽くした、プラグインも減らした、それでも変わらない——という場合は、WordPress自体の構造的な限界に達していることがあります。「確かに、うちのサイトは情報量が多いし、検索機能を使った時の表示結果が遅いかも…」という心あたりのある方は「WordPressの限界とNext.jsによる根本解決」のセクションをご確認ください。

ディレクター 椎木
ディレクター 椎木

「実際に弊社に相談をいただくケースも、ほぼこの3パターンのどれかです。次のセクションでは、先日パターン②に当てはまるサイトの速度改善をお手伝いした実例をご紹介します。」

【実例】映像制作会社のWEBサイト速度改善|原因と改善内容について

東京の映像会社、千代田ラフト様から「ホームページの動作が遅いので、挙動を早くしてほしい」と言う相談を受けました。無事動作を早くして納品をできたのですが、その件を事例として、どこに原因があったのかというところと、どのように改善したのかを紹介します。

クライアント紹介

公式HP:https://www.chiyoda-raft.com/

1989年に設立。東京都目黒区に構える映像制作会社。

NHKをはじめとするメディアでの番組制作を中心にテレビ番組・CM・ライブ配信から、展示映像や企業PR・教材動画まで、様々なジャンルにおいて企画から映像制作、配信までを手がけるプロフェッショナル集団。タレントマネジメントも展開しており、高いクオリティと企画力でこれまで多くの企業のブランディング向上につながる高品質な作品を制作しています。

2025年には教育映像祭で最優秀作品賞(文部科学大臣賞)を受賞、EXPO2025 大阪・関西万博の展示映像制作にも携わるなど、高い実績をお持ちの企業です。

速度の変化

〇元々の速度

依頼を受けた際のホームページの読み込み速度です。動画で掲載しているのか一瞬戸惑ってしまうほど動作が遅いタイミングなどがあります。

ユーザー流入時
ディレクター 椎木
ディレクター 椎木

静止画じゃないですよ!(笑)

初期の読み込みにかなり時間がかかってしまって画面が完全に止まってしまっています。Googleの検索結果からユーザーに入ってきてほしいですが、「あれ?固まった?」と感じたユーザーは離脱してしまうかもしれませんね。

ホームページの動作
ディレクター 椎木
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こちらも、普通にホームページを動かしている動画です!(笑)

ホームページに入ってからも、ページを遷移する度に固まってしまったような錯覚を覚えてしまいます。

〇改善後の速度

弊社で改善を行った後のホームページの読み込み速度です。「元々の速度」と比較すると圧倒的に速度が速くなったのを感じていただけるかと存じます。

ユーザー流入時
ディレクター 椎木
ディレクター 椎木

初期読み込みが早くなり、Googleからの流入はとてもスムーズになったと思います。

ホームページの動作
ディレクター 椎木
ディレクター 椎木

ホームページ内のスピードもかなりアップしており、ユーザーもストレスなく閲覧できるかと思います!

〇開発画面での比較

少し技術の面で踏み込んだ比較になりますがGoogle chromeの開発画面の「Network」タブで改善前と改善後の読み込みの挙動を比較しました。

※Google chromeの開発画面はブラウザ上で[F12]キー(MacはOption+Command+I)を押すか、画面右クリック>「検証」で即座に開けます。

改善前

ページを読み込み後6~7秒かかってからようやく画面の表示が始まります。特に、読み込み項目の1番上のHTMLファイルの容量が719KBありこの読み込みに5.95秒かかっていたことが分かります。ページの遷移時に毎回読み込まれるので、遷移する度にページが固まっているように感じるようになっていました。

改善後

ページを読み込み後0.4秒ほどで読み込みが始まり、0.5秒ほどのところでファーストビューの読み込みが完了し、更新されているのが分かるかと存じます。読み込み項目の1番上のHTMLファイルの容量は118KBになっています。この読み込みが毎回約0.4秒で完了するようになりました。

サイトの構成

千代田ラフト様のホームページは、WordPressで構築されており、サーバーはCPIレンタルサーバーを使用。Googleタグマネージャー(GTM)で計測タグを管理しているという構成でした。

速度が遅くなっていた大きな原因

①サイト全体のHTMLが重くなってしまっていました。

画像データなどをソースコード内に直接書いてしまっているため、初期読み込み時のHTMLファイルが139KBほどの容量になっていました。

一般的なWordPressのサイトではHTMLの容量が30〜50KB程度なので、WEBサイトを開くたびに通常の問題ないサイトの5倍ほどのデータを読み込んでいることで、サイト全体が重く遅いと感じる原因になっておりました。

②Googleタグマネージャーのタグが2つ入ってしまっていました。

こちらもWEBサイトの動作を遅くしてしまう原因となってしまいます。また、そもそも計測タグ同士が干渉してしまいちゃんと計測できないという状況になってしまっておりました。

実際に行った改善作業

読み込み速度の改善だけでなく、サイト全体のパフォーマンスを底上げするために下記の作業を行いました。

  • サイト全体のHTMLの軽量化
  • GTMタグ、UAタグの整理
  • PHPに直接書き込まれていた画像データを、WordPress上から投稿・管理できる仕様に作り替え
  • トップページで同じ情報を2回読み込んでいた重複描画の解消
  • ページを開いた瞬間のデータ転送量の削減(メイン画像の読み込み最適化)
  • 投稿データの取得処理を軽量化し、データベースへの負荷を軽減
  • 1枚目の画像は優先読み込み、2枚目以降は遅延読み込み(Lazy Load)に変更
  • 古いクエリ方式(query_posts)を最新の効率的な方式(WP_Query)に置換
  • トップページで使わないプラグイン機能の読み込みを必要なページだけに限定
  • エラーで表示が途中で止まることを防ぐガード処理の追加
  • キャッシュプラグイン(WP SUPER Cache)の導入
  • JavaScriptのエラー防止処理

実際に行った作業の流れ

該当のWEBサイトの調査を行い、原因を究明します。
お客様に具体的にどの部分で速度が遅くなってしまっているかの報告と、その改善作業の見積もりを提示します。
改善作業とそのお見積もりにご納得頂き、正式にご発注いただく。
サーバー情報など必要な情報を頂き、WEBサイトを複製しテストサイトを構築します。
テストサイトで速度の改善作業を行います。また、その作業を行ったことにより、バグなどが発生していないかの確認を行います。
テストサイトをお客様に共有し、挙動などに問題がないことを確認していただいた後、実際のWEBサイトにテストサイトで行った修正を適用します。
実際のWEBサイトの速度が改善されているか、バグが発生していないかを確認し、作業完了となります。
ディレクター 椎木
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今回のケースのように、サイトが遅くなる原因はひとつではなく、複数の要因が重なっていることがほとんどです。逆に言えば、原因さえ正しく特定できれば、改善できる余地は十分にあります。

サイトが遅い原因は、実際にソースコードやサーバー環境を確認しないと特定できないケースがほとんどです。デジマケでは、ご相談いただいたサイトの速度調査を行い、何が原因かをお伝えしています。「うちのサイトも遅い気がする…」という方は、お気軽にご相談ください。

サイトの表示速度が遅くなる主な原因と改善方法

ここからは、サイトが遅くなる代表的な原因とその改善方法を解説します。先ほどの3パターンのうち、自分のサイトがどれに当てはまりそうかをイメージしながら読んでみてください。

サーバーの問題

まず、本当に緊急で「ほとんどWEBサイトが動かない」「ボタンを押して数分のタイムラグがある」といった場合は、サーバーに原因があることが多いです。

サイトを立ち上げてからユーザーが増え、改修を重ねて情報を発信し続けると、当初の想定以上のアクセスが発生し、サーバー処理が追いつかなくなることがあります。

この場合、原因はWEBサイト内のコードではなくサーバー性能そのものです。そのため、サーバーの移行が根本的な解決策となります。

「サーバーの問題ならサイト全体が止まるのでは?」と通常の感覚では思ってしまうのですが、実は負荷が集中している特定のページだけ動作が遅くなることもよくあります。

ディレクター 椎木
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これが厄介で、「その他のページは平気なのに、その特定の1ページだけ映らない、動かない。エンジニアにも見てもらったが原因が分からない」といった場合はサーバーの原因であることが実はあるのです。

私の経験上、さくらサーバーを利用しているサイトの方が比較的この問題を抱えているように感じます。もし「さくらサーバーでWEBサイトが遅い」と感じているなら、エックスサーバーなど他のサーバーへの移行を検討すると解決することが多いです。

なお、さくらサーバー内でプランアップしても効果が薄いケースが多く、根本的にはエックスサーバーの方が処理速度に優れているため、移行による速度改善を確認してみることをおすすめします。

ソースコードの肥大化

ホームページやオウンドメディアは、運用中に機能追加や改善を繰り返すことが多いです。

例えば、

  • 初期制作はA社
  • 途中で保守運用をB社に切り替え
  • 改めてコストを抑えるためフリーランスに依頼

といった形で、複数の会社やエンジニアが関わるケースがあります。すると、それぞれの実装方法が異なり、不要になったコードを削除できず蓄積されてしまい、結果としてWEBサイトの速度が遅くなることがよくあります。

ディレクター 椎木
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特に理解しておきたいのは、エンジニア一人ひとりでコーディングのやり方が違うという点です。
同じデザインを表現する場合でも、別のCSSで書かれていたり、改修の際に既存のCSSを無効化してJavaScriptで実装してしまうパターンもあります。
その結果、使われないCSSや古いコードがどんどん蓄積し、最終的にWEBサイト全体が重くなってしまうのです。

実際に弊社が速度改善をお手伝いした千代田ラフト様のケースでも、画像データがソースコード内に直接書き込まれていたことでHTMLファイルが通常の約5倍の容量に膨れ上がっていました。詳しくは事例セクションをご覧ください。

動画や画像のファイルが重すぎる

最近は通信回線や端末性能の向上により以前よりは少ないですが、未圧縮の大容量動画を埋め込み、そのせいで速度が落ちているWEBサイトも見かけます。

また、実際に相談としては受けたことはないですが、ランディングページなどで動画や大きな画像を多用して表示が遅くなっている事例は多く存在します。

基本対策は以下です。
✅ 動画は適切に圧縮する(2MBを超える埋め込みは避ける)
✅ 画像はWebP形式に変換して配置する

特にWordPressで構築されている場合は、EWWW Image Optimizerというプラグインを導入すれば、WebP変換・圧縮・リサイズを自動で行えます。

EWWW Image Optimizer

ただし、動画・画像の軽量化は基本的な対策であり、これだけで劇的にホームページ速度改善が実感できることは稀です。本当に効果が出るのは「極端に重い素材を使っていた場合」「開発したエンジニアの知識不足で素材を圧縮していない場合」という少し特殊な場合となります。

他にもできる!サイト表示速度を上げる設定

ここまで紹介した3つが、サイトが遅くなる大きな原因です。ここからは、これらに加えて確認しておきたい設定をご紹介します。劇的な速度改善にはつながりにくいものの、基本として押さえておくことでサイト全体のパフォーマンスを底上げできます。

不要なタグ・プラグインの整理

WordPressを使用している場合、不要なプラグインを削除するだけでも表示速度が改善することがあります。プラグインが増えるほど読み込むデータ量が多くなり、サーバーへの負荷も増加します。また、有効化していないプラグインが残っていること自体も、サイトのセキュリティリスクになる可能性があるため、使っていないものは削除する方が好ましいです。

また、見落とされがちなのが計測タグの重複です。Googleタグマネージャー(GTM)のタグが二重に設置されていたり、すでにサービスが終了したユニバーサルアナリティクス(UA)のタグが残ったままになっているケースがあります。これらはサイトの動作を遅くするだけでなく、アクセス解析のデータにも悪影響を与えます。

担当者やエンジニアが途中で変わったことがあるサイトでは、一度ソースコードを確認してみることをおすすめします。

ディレクター 椎木
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千代田ラフト様の事例でも、GTMの二重設置とUAタグの残存が見つかりました。こういった不要なタグは目に見える不具合が出にくいので、気づかないまま放置されていることが本当に多いです。

遅延読み込み(Lazy Load)の活用

画像の圧縮に加えて、遅延読み込み(Lazy Load)を導入すると初期表示の速度がさらに改善します。Lazy Loadは、画面に表示される直前まで画像の読み込みを遅らせる技術です。ページの下部にある画像は、ユーザーがスクロールするまで読み込まれません。

HTML5では loading="lazy" という属性を画像タグに追加するだけで実装できます。WordPressの場合、バージョン5.5以降では標準機能として搭載されています。多くの画像を使用しているページでは、Lazy Loadの効果が特に大きくなります。

ブラウザキャッシュの設定

ブラウザキャッシュを適切に設定すると、2回目以降の訪問時にページの表示速度が大幅に向上します。画像やCSS、JavaScriptなどのファイルをユーザーのブラウザに一時保存しておくことで、再度ダウンロードする必要がなくなります。

キャッシュの有効期限は、画像などの静的ファイルは1年程度、CSSやJavaScriptは1ヶ月程度に設定するのが一般的です。WordPressの場合は、キャッシュ系プラグイン(WP Super CacheやW3 Total Cacheなど)を使うと簡単に設定できます。

CDNの導入

サーバーの増強だけでなく、CDN(Content Delivery Network)の導入も効果的です。CDNは世界中に配置されたサーバーにコンテンツをキャッシュし、ユーザーに最も近いサーバーから配信する仕組みです。

CDNを導入すると、アクセスが集中した場合でもサーバーへの負荷を分散できます。特に画像や動画などの大容量ファイルを多く扱うサイトでは、CDNによる表示速度の改善効果が高くなります。代表的なサービスとしてCloudflareやAkamaiがあります。

それでも無理ならWordPressの限界を疑うべき

「動画や画像を最適化しても改善しない」「色々試してみたがサイトの速度が上がらない」と悩んでいるWEBサイト運営者は多いのではないでしょうか。

これまでの経験から、事業を立ち上げてホームページを作り、様々な改良を重ねたり(改修によるコードの肥大化)、コラムや店舗情報などのデータが大量に蓄積された場合、さらに、サイト内検索や高度なシステムを導入していると、WordPressという仕組み自体で出せる表示速度の限界を迎えていることが考えられます。

そもそもWordPressは、個人が簡単にブログを始められるように開発されたCMSです。複雑なアニメーションや大量の固定ページ、高度なデータベース操作を前提とした設計ではありません。誰もが簡単にWEBサイトを立ち上げられるツールだったため爆発的に普及し、今ではビジネスサイトでも多用されていますが、本質的には「汎用CMS」にすぎません。

また、Wordpress以外のCMSで構築されている場合、例えばShopifyやmakeshopなどのECコマース向けのCMSで構築されていてどうしても速度が上がらない場合なども、そのCMSの限界という判断もできるでしょう。

他のCMSにしても、根本は個人が簡単にブログやホームページ制作、ECサイトを始められるように開発されたシステムです。膨大なデータ、大量のページの処理を瞬時に行えるシステムというよりは、Wordpress同様「汎用CMS」にすぎません。

そのため、WordPressの限界を迎えている場合、それ以上のホームページ速度改善を求めるなら、Next.jsやReactといったモダンなフレームワークでフロントエンドを作り直すことが、根本的な解決策となります。

ディレクター 椎木
ディレクター 椎木

色々な制作会社に相談したけれど解決しなかった、というのは正直このパターンが多い気がします。極端に遅いわけでもなく、ただ確かにストレスフリーにサクサクと動くサイトというわけでもない。WordPressで構築している限りそれ以上どうしようもないというパターンです。

「色々試したけれど改善しない」「そもそも何が原因か分からない」——そんな方は、まずは無料のサイト速度調査で原因を特定してみませんか?

WordPressの限界を迎えているサイトはNext.jsによる根本解決

これまでに紹介した改善策をすべて試しても速度が上がらない、かつ、Wordpressでサイトが構築されている場合、原因はWordPressという仕組み自体にある可能性が高いです。

Next.jsにするとなぜ速くなるのか

その点、Next.jsやReactとは、簡単に言えば「最新の仕組みでホームページを爆速にするためのフレームワーク」です。
WordPressは、ユーザーがそのページを見ようとクリックしたタイミングでサーバー側で「そのページを組み立てる」処理を行い、完成したページをユーザーの画面に表示します。イメージとしては、クリックするたびに毎回「注文を受けてから料理を作る」ようなイメージです。

それに対して、Next.jsやReactはユーザーがサイトにアクセスした時点で、あらかじめ不変的な部分は構築されていて、動的に変わる部分だけを効率よく描画する仕組みになっています。例えると、「作り置きの料理をすぐ出す」ようなもので、表示までの待ち時間が圧倒的に短くなります。

そのため、無駄な処理が減り、ユーザーがページを開いた瞬間に体感できるスピードが全然違います。特に、ページ数が多かったり検索機能が付いていたりと、WordPressだとどうしても重くなりやすいサイトでも、Next.jsやReactで構築すればサクサク動くようになります。

実際の数値で見ると、WordPressからNext.jsに移行したサイトでは、Lighthouseのモバイルスコアが51%から86%に改善した事例があります。デスクトップでは100%を達成するサイトも珍しくありません。

WordPressはキャッシュプラグインやCDNを組み合わせて最適化しても、構造上2〜3秒のロード時間が限界になることが多いです。これに対しNext.jsは、ページを事前に生成しておく仕組みを持っているため、アーキテクチャとして高速化が実現されています。プラグインによる後付けの最適化ではなく、設計段階から速さを追求しているのが大きな違いです。

また、Reactは世界中のエンジニアが使っている技術で、Facebook(現Meta)が開発したことでも知られています。Next.jsはそのReactをさらに便利に使えるようにしたフレームワークで、SEOにも強いサイトを作れるのが特徴です。

つまり、「WordPressの限界を超えてもっとWEBサイトを早くしたい」というときに、Next.jsやReactは根本からの解決策になるというわけです。

管理画面はWordPress・表示はNext.jsというハイブリッド構成

ただし、Wordpressを使わないとなると、ニュースや記事の投稿や情報の更新方法が分からなくなるという悩みがありますよね。

そこで弊社で提案しているのが、管理画面はWordpressのままで、表示されるフロント側だけをNext.jsで構築するという方法です。

これだと、基本的なニュースや記事の更新などはこれまで使用してきたWordpressのまま、ものすごく表示速度の速いWEBサイトが実現できます。

実際にNext.js × WordPressで制作した事例

実際に「Next.jsとWordPress」を組み合わせて制作したサイトをご紹介します。どちらのサイトも、記事やコンテンツの更新はWordPressの管理画面から行えるようになっています。

税理士サーチ

税理士の方々が各々のアカウントを生成し情報を発信するポータルサイトです。来訪したユーザーはエリアや依頼内容、自身の業種などから検索をできるようになっています。こういったポータルサイトでの表示速度はワードプレスだけのサイトと比べて段違いで早いです。

ディレクター 椎木
ディレクター 椎木

このサイトは、Next.jsとWordpressを組み合わせて開発しており、コラムやよくある質問はWordpressから投稿・変更ができるようになっています。

マネラボユー

大学生に向けて「お金の基礎」の情報を発信するwebメディアです。記事がずっと増え続けていく予定なので、その活動に耐えられるように設計しました。

ディレクター 椎木
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このサイトに関しては、完全に100%表示部分をNext.js 、コラム投稿などの管理画面はWordPressを使用するというヘッドレスCMSの形で使用しております。

サーバーの問題なのか、コードの問題なのか、WordPressの限界なのか——原因によって対策はまったく異なります。まずは無料の調査で原因を特定しませんか?

ホームページ速度改善に関するよくある質問

PageSpeed Insightsの点数はどれくらいが目安ですか?

モバイルで90点以上が理想的な状態、50〜89点が標準的な範囲、49点以下は早急な改善が必要です。特にモバイルはデスクトップより点数が低くなりやすいため、まずはモバイルの改善を優先することをおすすめします。

ただ、点数だけにとらわれすぎないことも大切です。実際のユーザーの体感速度とスコアが一致しないケースもあるため、スコアはあくまで改善の方向性を掴むための参考値として活用してください。

表示速度が遅いとSEOにどのような影響がありますか?

Core Web VitalsはGoogleの検索順位の評価基準の一つです。表示に3秒以上かかると直帰率は32%上昇し、ユーザーがサイトを見てくれなくなります。直帰率の上昇はSEOの評価にも悪影響を与えるため、表示速度の改善はSEO対策としても有効です。

関連記事: コアウェブバイタルとは?LCP/FID/CLSの基礎知識と改善方法について解説

WordPressでも高速化は可能ですか?

キャッシュプラグインやCDN導入、画像の最適化などで改善は可能です。ただし、大規模なサイトや複雑な機能を持つサイトでは、WordPress自体の構造が速度低下の原因になることがあります。本記事で紹介したような改善策を試しても効果が出ない場合は、Next.jsへの移行も選択肢のひとつです。管理画面はWordPressのまま使える方法もありますので、詳しくはWordPressの限界を迎えているサイトはNext.jsによる根本解決のセクションをご覧ください。

サイトの速度改善にはどれくらいの期間がかかりますか?

原因や作業内容によって異なりますが、目安としてはソースコードの最適化や不要タグの整理といった改善であれば2週間〜1ヶ月程度、サーバーの移行を伴う場合は1〜2ヶ月程度が一般的です。まずは調査で原因を特定し、その上で具体的なスケジュールをお伝えする流れになります。

速度改善を依頼する場合、何を伝えればいいですか?

まずは「どんなふうに遅いか」を伝えていただくだけで十分です。「トップページの表示に数秒かかる」「特定のページだけ重い」「スマホで見ると特に遅い」など、体感で感じていることをそのまま伝えてください。技術的な原因の特定は制作会社側で行いますので、専門知識がなくても問題ありません。

関連記事: SEOの内部対策とは?やらなければいけない理由と具体的な施策や実践方法を紹介

まとめ

ホームページやWEBサイトの表示速度が遅くなる原因は、サーバーの性能不足、コードの肥大化、画像や動画の重さ、そしてWordPressの仕組み自体の限界など、さまざまです。

「とりあえず画像を軽くする」といった小手先の対応では根本的な改善にはならないことも多く、むしろ本質的な原因を見極めて解決することが大切です。

弊社では、WordPressの運用はそのままに表示部分をNext.jsで作り直したり、サーバー移行を行ったりと、実際の事例に基づいた速度改善を多数手掛けてきました。もし、ホームページ速度改善WEBサイトを早くする方法にお困りでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

椎木 航

デザイナーとして経験を積んだ後、広告代理店の営業を経験したのち、デジマケの制作ディレクターに就任。デザインの知見と営業の目線の両軸からお客様を支援します。

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編集者

椎木 航 - 株式会社デジマケ取締役CDO

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グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートし、印刷会社の営業、総合広告代理店での経験を経て現在に至ります。これまで一貫して、クライアントの事業にとってプラスとなる仕事を行うことを重視してきました。「何となく良い」ではなく、実現したい目的に沿った現実的なキャンペーン設計と、集客につながるデザイン、さらにWEBサイトの仕組みづくりまで、一気通貫で提供していきます。経験を元にした役に立つ情報を発信します。

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監修者

西畑大樹 - 株式会社デジマケ代表取締役

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武蔵大学卒業後、不動産上場企業にてインハウスマーケッターを経験。その後、WEBマーケティング上場企業でSEOチームのマネージャーを務め、StockSunに参画しました。中小企業から上場企業まで、SEO支援を中心にデジタルマーケティングを活用した集客・採用コンサルティングを200社以上で実施した経験をもとに、実務に役立つ情報を発信します。

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ファクトチェック

秋山 翔一 - 株式会社デジマケ取締役COO

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15年以上にわたりSEO・アフィリエイト領域に携わり、これまで100社以上のクライアントを支援してきました。現在は株式会社デジマケにてコンテンツ責任者として、年間600記事以上の制作を推進しています。実務で培った知見をもとに、検索意図と成果に向き合った質の高い記事を継続して制作します。

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