学習塾・予備校のSEO対策で集客・売上UP！【具体的な施策も紹介】

更新日：2024/01/16／公開日：2023/02/16

学習塾や予備校で集客をおこなうためにチラシや有料広告を利用している企業は多いですが、それらに加えてSEO対策をおこない、通常の検索結果からも見込み客に対して訴求できれば、入塾を希望する声が多くなる可能性があります。

通常、学習塾や予備校のターゲットとなる受験を念頭においた学生や保護者は、通いやすいエリアに絞って探すため、「エリア（地域名）×塾」「エリア（地域名）×個人指導」「〇〇大学医学部受験」といったキーワードで検索します。

つまり、これらの地域に根付いたキーワードでSEO対策をおこなえば、今よりもさらに集客できる可能性が高いということです。

株式会社デジマケでは、これまで中小規模の企業を中心にSEO対策を実施して集客支援をおこない、売り上げ増加のお手伝いをしてきました。

学習塾や予備校を運営されていて、集客したいが何をどうすれば良いのかわからない方は、まずはお問い合わせください。これまで多数の企業サイトを改善してきたノウハウをもとにWebを通じた最適な集客方法ついてご提案いたします。

執筆者

西畑大樹

東証一部上場企業の経営企画・マーケティングを経験後、WEBマーケティング企業（上場企業）にて広告運用チームのマネージャーとして企業のコンサルティングを担当。お客様と共闘することでビジネスを成功に導きます。

学習塾や予備校のオンライン集客は広告やポータルサイトに頼りがちですが、指名検索やSNS経由で自社サイトを閲覧されるケースは多いので、SEO対策を行うとともにユーザーにとっても使いやすいサイト作りが大切です。

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デジマケの学習塾・予備校業界の実績

一部になりますが、株式会社デジマケのSEO対策による学習塾や予備校業界の実績をご紹介します。

小中学生向けの塾（さいたま市内で複数店舗経営）

対策KW：「エリア（地域名）×○○受験」「エリア（地域名）×塾」「エリア（地域名）×個別指導」

KW例：さいたま市高校受験、○○高校　受験対策

掲載順位：圏外→1位~10位

大学受験の塾（医学部系）

対策KW：「○○大学医学部受験」「○○大学医学部受験対策」

掲載順位：20位～50位→10位以内

高校・大学受験向けの塾（山陰地方で複数展開）

対策KW：「高校名単体や大学名単体」「高校名×受験」

掲載順位：圏外→3位～10位

学習塾・予備校での集客はSEO対策がおすすめ

学習塾・予備校がSEO対策を行うことでDMや有料広告ではなく、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから自社サイトへの訪問者数が増加します。最適なキーワード選定し、見込み客が求めるページの拡充を行うことで、お問い合わせ数の増加や体験申し込み、入塾数の増加を目指します。

学習塾や予備校の場合、ターゲットとなる入学試験を視野に入れた学生や保護者は通える範囲で探すため、「新宿塾」といった「エリア（地域名）×塾」などのキーワードで上位表示できると入塾意欲の高い訪問者を獲得できます。

このような地域に絞った戦略が塾や予備校におけるSEO戦略の勝ち筋なのです。

学習塾・予備校におけるSEO対策のメリットや効果

学習塾や予備校におけるSEO対策のメリットや効果は下記の3点です。

広告費の削減
地域の認知度向上
継続的に集客が可能になる

集客をするたびに費用が掛かってしまうネット広告やチラシなどと比較するとSEO対策は集客自体にはお金がかかりません。

適切なキーワードの検索結果で上位に表示されることによって自然検索（検索エンジンを使った通常の検索）経由で集客が可能となり、結果的にいままで生徒を集めるためにかけていた費用を削減できます。

もちろん広告やDMなどはブランド力や知名度を高めるメリットもありますが、SEOという集客手段を柱にすることで、常に多額の費用をかけながら集客する必要がなくなるのです。

学習塾・予備校におけるSEO対策のデメリット

学習塾・予備校におけるSEO対策のデメリットは、下記の3点です。

短期間で成果を出すのは難しい
全国展開しているサービスに勝つのは難しい
継続的にページの更新をおこなう必要がある

それぞれ詳しく解説していきます。

短期間で成果を出すのは難しい

学習塾や予備校に限った話ではありませんが、SEO対策はWeb広告に比べると成果を出すのに時間がかかってしまうのが欠点です。

しかし、その欠点を大きく補えるメリットとして、一度上位表示してしまえば長期的にお金をかけることなく集客が可能になります。

多くの集客手法は費用をかけながら費用対効果を考えた時に効率の良いところを調整しながら運用していきますが、SEO対策をおこなって自社サイトがお問い合わせにつながるキーワードで上位表示できると利益率の改善につながる可能性が高いです。

全国展開しているサービスに勝つの難しい

学習塾や予備校といったサービスは、毎年需要が安定しているかつ、学生の数だけ分母数があるようなものです。なので、かなりの人が検索しそうな「予備校おすすめ」や「高校受験塾」といったキーワードは大手ポータルサイトや全国展開している有名学習塾が上位に並んでいます。

正直なところこれらのキーワードで上位表示するのは非常に難しいです。しかし、このような状況だったとしても勝ち抜く方法があります。それはより地域に絞ったキーワードでSEO対策をおこなうことです。

現在の検索エンジンはローカル検索といって特定の地域を対象にしたキーワードでは、よりその地域に関連性の高いサイトが上位表示しやすい傾向にあります。

この仕組みをうまく活用し、学習塾や予備校を運営している地域をうまく掛け合わせながら訴求をおこなうと、地域密着型の学習塾や予備校でも見込み客を呼び込むことができるのです。

継続的にページの更新をおこなう必要がある

Webサイトは紙媒体のように1回作ってしまえばそれで終わりというわけではありません。新しい情報があればその内容をサイト内のコンテンツに反映して更新を続ける必要があるのです。

SEOはこの更新管理をしっかりとおこなっているかどうかも重要な対策の1つです。たしかに手間のかかる作業ではありますが、流入してくるユーザーは最新の情報が気になっているケースが多く、その疑問や悩みに対してあらかじめ答えを用意しておくことは大切です。掲載されている情報が過去のもので放置されていると、運営会社である学習塾や予備校自体への信頼が揺らいでしまう可能性もあります。

効果のあるSEO対策を実施するためには、継続的にページを更新しなければなりませんが、決してこれは単純なデメリットではなく、サイトを利用しているユーザーへの信頼度を高めるための手段の1つとして運用していきましょう。

学習塾・予備校で実施すべき基本的なSEO対策

学習塾・予備校で実施すべき基本的なSEO対策は下記の5項目です。

適切な構造でページを構成する
サイト内に企業情報や運営者情報を掲載する
各ページで検索キーワードを意識する
スマホでも見やすいデザインを心がける
関連するページへ回遊しやすいようにリンクを設置する

基本的になSEO対策ではありますが、そもそもこれらを意識しておかなければオーガニック（自然検索）からの流入は難しいので対応しておきましょう。

適切な構造でページを構成する

SEO対策の効果を最大限に発揮させるには、そもそものサイト構造が適切に設定されているのかといった点は非常に大切です。サイト構造とは、サイト内を構成するページやコンテンツの位置や構造のことで、通常はディレクトリ単位で「大カテゴリ」「中カテゴリ」「個別ページ」といった要素で考えます。このサイト構造を考慮しながら学習塾や予備校のホームページとして必要なページを適切に設置する必要があります。

適切な構造でページが構成されていてはじめてSEO対策の効果が出てくるといっても過言ではありません。SEO対策については、主に「内部対策」「コンテンツ対策」「外部対策」の3つの視点で改善をおこなっていきます。詳細については下記のとおりです。

項目	主な役割	具体的な施策
内部対策	Google検索エンジンのクローラーにサイト内の情報を読み込まれやすくする	・適切なタイトルや見出しの設定・構造化マークアップ・内部リンクの最適化
コンテンツ施策	ページ内に適切な情報を掲載し、訪問してきたユーザーの悩みや知りたいことを解決する	・新規記事の追加・既存記事のリライト・オリジナル画像の追加
外部対策	外部から評価されるよう施策を実施する。	・Googleマイビジネス対策・SNSでの露出を増やす・ユーザーが求める情報を掲載

項目

主な役割

具体的な施策

内部対策

Google検索エンジンのクローラーにサイト内の情報を読み込まれやすくする

・適切なタイトルや見出しの設定

・構造化マークアップ

・内部リンクの最適化

コンテンツ施策

ページ内に適切な情報を掲載し、訪問してきたユーザーの悩みや知りたいことを解決する

・新規記事の追加

・既存記事のリライト

・オリジナル画像の追加

外部対策

外部から評価されるよう施策を実施する。

・Googleマイビジネス対策

・SNSでの露出を増やす

・ユーザーが求める情報を掲載

ユーザー目線でサイト内にどの要素があればより満足してもらえるのか、といった視点で施策を実施していくと、それはGoogleが評価したいサイトの姿にも近づきます。

学習塾や予備校を探しているユーザーがはじめてサイトに訪れた時にストレスを感じず、スムーズにお問い合わせまで到達できるようなサイトづくりを目指しましょう。

サイト内に企業情報や運営者情報を掲載する

学習塾や予備校のサイト内に企業情報や運営者情報を掲載することは、見込み客だけではなく検索エンジンからも信頼度を高めることができます。

近年の検索エンジンの評価基準として、サービスを提供しているのがどのような企業・個人なのかが明らかであることが重要になってきています。

さらにいえば、ただ企業名や代表者の名前を掲載すれば良いわけではなく、住所や営業時間など訪問者が見ても、検索エンジンが見ても不信感を抱かないよう掲載する必要があります。

各ページで検索キーワードを意識する

どれだけページの内容が良かったとしても、ページごと検索キーワードを意識してタイトルやみだしを設定してなければ、検索結果から集客できません。

学習塾や予備校の場合、「池袋予備校」といった地域名と掛け合わせたキーワードで上位表示を狙うのが基本となります。

これらエリア関連のキーワードで上位表示したければ、タイトルはもちろんですがページ内のコンテンツもそれに見合った形にする必要があります。

上位表示できれば確実に集客につながるようなキーワードを選定し、そこから訪問してくるユーザーの悩みや疑問に答えるようなコンテンツを作成していきます。

スマホでも見やすいデザインを心がける

普段ホームページの管理、運営をされている方のほとんどがPCを使っていると思います。そのような状況なので忘れがちですが、ほとんどのサイトの場合、ユーザーはスマホで学習塾や予備校のホームページを確認しています。

ありがちな失敗として、PCでは問題なく表示されているがスマホでは表示崩れが発生している状態です。スマホできちんと表示されて、PCで見たときと情報量に差がない状態かどうかは検索エンジンからの評価にも影響してきます。

PCはもちろんですが、スマホでもサイトへの訪問者がストレスなく知りたい情報を閲覧できるような状態になっているかどうかはしっかり確認する必要があります。

学習塾・予備校で上位表示するための具体的な4つの施策

学習塾や予備校で上位表示するための具体的な施策を4つご紹介します。

タイトルタグに対策キーワードを入れる
情報はテキストを中心に掲載する
重要なページにリンクを集める
コースごとページを拡充する

これらだけやっておけば対策したいキーワードで上位表示できるわけではないですが、実際にデジマケでお客様のサイトのSEO対策をおこなう際に実施する施策の1つです。

それぞれ詳しくみていきましょう。

タイトルタグに対策キーワードを入れる

タイトルタグに上位表示したい対策キーワードを入れることは、当たり前なのですが意外とできていないサイトが多い印象です。

そもそも検索結果を意識せずにページを作成しているケースも多く、どうしてこんなに作り込んだのに集客できないのか、と悩んでいる方はまずタイトルを確認してみましょう。

ページごと集客ができそうな適切なキーワードを選定し、タイトルにも入れておくことはSEO対策の基本であり、必須の施策でもあります。

情報はテキストを中心に掲載する

学習塾や予備校の実績ページや体験談ページでよく見かける失敗例ですが、写真や画像だけでテキストがほとんどないケースがあります。

これは訪問者からすると写真や画像の大きさや解像度次第ですが、割と掲載されている内容を理解できるので適切なページとして勘違いされやすいです。

この写真や画像だけで構成されているページの問題点は、検索エンジンがテキスト中心で情報を理解しているため、街頭のページにどのようなコンテンツがあるのか認識しづらいことにあります。

写真や画像を掲載するのは非常に良いのですが、あくまで情報はテキストでも掲載するといったことが、SEO対策では押さえておくべきポイントとなります。

重要なページにリンクを集める

学習塾や予備校のホームページ内を回遊しやすくするために、内部リンクを設置するのは良いですが、見込み客に入塾したいと思わせるような重要なページへの導線は、いろいろなページから飛べるようになっているかどうかは非常に大切です。

例えば、学習塾や予備校にどのようなコースがあるのかは、入塾する前に知っておきたい項目の1つかと思います。このコース紹介ページがホームページ内の一部からしかリンクがない状態であれば、非常にユーザー体験を損なってしまいます。

重要なページは、グローバルナビゲーションやスマホであれば、ハンバーガーメニュー内にリンクを設置するなどして、どこからでも閲覧できるような状態にしておくことが理想です。さらに言えば、特定の記事を読んでいる最中にも遷移できるようにページ内にテキストやバナーでリンクを設置することも効果的です。

コースごとのページを拡充する

学習塾や予備校のSEO対策として、重要なのは、コースごとのページを拡充することです。よくあるのがコースの一覧ページだけ存在していて、それぞれのコースごとのページがサイト内に存在しないケースです。

サイト内にコースごとのページがなければ、細かいニーズに対して検索結果から集客することが難しく、結果として見込み客の取りこぼしが発生している状態になっています。

コースごとそこまで内容に言及することがないと思われるかもしれませんが、実際に入塾を検討している保護者や学生からすると、少しでもイメージができるような内容が掲載されていて欲しいと思っているはずです。

問い合わせが来てからパンフレットで説明すれば良いというスタンスではなく、最初から学習塾や予備校のホームページ内に情報を掲載しておきましょう。

お問い合わせ数を左右する学習塾・予備校の重要ページ5選

ここでは、お問い合わせ数を左右する学習塾や予備校の重要なページを5つに絞って紹介していきます。具体的に紹介するページは下記の通りです。

体験談のページ
先生や講師のプロフィール
合格実績
入試の情報ページ
アクセス情報

それぞれ詳しく見ていきましょう。

体験談のページ

学習塾や予備校の入会を希望している保護者や生徒は検討段階で体験談のページをほぼ必ずと言っていいほど閲覧しています。

実際に塾に通っていた生徒たちが、どのような感想を持ったのか、またどういった環境で勉強をしてきたのかといった具体的な感想は見込み客の入塾を後押しします。

先生や講師のプロフィール

先生や講師のプロフィールページは、学習塾や予備校のお問い合わせを左右する重要なページとなります。

実際にその先生の授業を受けてみないことにはわからないものですが、どのような経歴を持ち、どういった人柄の先生が担当しているのかは、生徒からすると非常に気になるポイントです。

本名や経歴、写真などをあまりホームページに掲載したくない先生は多いかもしれませんが、具体的な情報が掲載されていると、確実に信頼度が高まるので、可能な限り掲載することをおすすめします。

合格実績

私たちが何かサービスを受けようとするときに、実績を確認するのと同じように、入塾を検討している保護者や生徒たちは合格実績が気になるものです。

よくパンフレットや店舗で合格実績を公開しているケースは多いですが、ホームページ内でも正しい情報を細かく掲載できるかどうかがお問い合わせ数を増加させるポイントの1つです。

入試の情報ページ

入試情報や特定の試験に対する対策情報は、学習塾や予備校の専門性がよくわかる要素となります。

実際に入塾した生徒たちのみに情報を提供したい気持ちもわかりますが、どれだけ誠実にかつ積極的に情報を発信しているかどうかは、閲覧しているユーザーからすると重要な要素となります。

生徒たちは、人生の中で限られたタイミングでしか受験できない機会の準備をするのですから、少しでも信頼されるようなサイト作りをしていきましょう。

アクセス情報

学習塾や予備校のアクセス情報も、実はお問い合わせ数を左右する要素の1つです。高校受験であれば、中学生が安全に通える場所に宿があるかどうかを保護者は見ています。

公開できる情報として、住所はほとんどのサイトに掲載されていると思いますが、具体的にどのような場所にあるのかを写真や動画で掲載されているとより安心して検討できます。

学習塾・予備校のSEO対策における注意点

学習塾や予備校のSEO対策における注意点は、全国展開しているポータルサイトや大手予備校などが上位表示しているようなキーワードを狙わないことです。

たとえば、「学習塾おすすめ」と言うキーワードは、上位表示できれば非常に多くの集客が見込めますが、実際の検索結果を見てもわかる通り、有名なポータルサイトや大手予備校しか掲載されていません。

このような非常に難易度の高いキーワードは、そもそもの運営会社や企業の知名度が関わってくるため、SEO対策をしても上位表示できる可能性は限りなく低いです。

学習塾や予備校の集客に関連するキーワードは、このような状況になっていますが、実際に入塾を検討している保護者や生徒は、最終的に地域名を絡めたキーワードで検索していることが多いので、はじめからターゲットを絞ってSEO対策をおこなっていきます。

学習塾・予備校のSEO対策をコンサルティング業者に依頼する際の費用感

中途半端な知識で学習塾や予備校のSEO対策をおこなおうとすると、逆効果となってしまうこともあるので、コンサルティング業者に依頼した方がうまくいく可能性が高まります。

ただ、SEO対策と一口にいっても施策の幅は広く、目的によって細かくプランを分けていることがあります。あくまで一例ですが、下記のようなイメージです。

項目	目的	価格（税別）
SEOコンサルティング	サイトの構造からキーワード設計まで総合的なSEO対策を実施する	20～50万円/月
記事コンテンツ制作	サイト内のブログ記事を中心に制作代行し、さまざまなキーワードでの上位表示を目指す。	5～100万円/月
外部対策	外部からの評価を高めるために被リンクの獲得をおこなう。	1～30万円/月