エステサロン・美容サロンのSEO対策で集客・売上UP！【具体的な施策も紹介】

更新日：2024/01/16／公開日：2023/02/09

エステサロンの売り上げを増加させるためには、より多くのユーザーの目に触れる必要がありますが、単にポータルサイトに登録したり、Google広告やSNS広告を出稿するだけではなく、自社で運営するサイトへの適切なSEO対策が欠かせません。

しかし、エステサロンなどの美容業界は、掲載順位によって料金が発生するポータルサイトや有料のGoogle広告、SNS広告などの集客手法に依存して、自社サイトのSEO対策を疎かにしている会社が多いのが特徴です。

このような状況から、SEO対策を通じて自社のホームページへ顧客が閲覧する機会を増やすことができれば、今までホットペッパーやWeb広告などでかけていた費用を抑えながら長期的に集客が実現できます。とくに複数店舗を構えているエステサロンでは利益率を大幅に改善できる可能性が高いため、自社サイトへのSEO対策は不可欠といえるでしょう。

株式会社デジマケでは、これまで全国的に知名度のあるサービスはもちろん、地域に根ざした企業様に対してSEO対策を通じて集客支援をおこない、売り上げ増加をお手伝いしてきました。

何をどうすれば良いのかわからない方でも、まずはお問い合わせください。これまでの実績からWebを通じた最適な集客方法ついてご提案いたします。

執筆者

西畑大樹

東証一部上場企業の経営企画・マーケティングを経験後、WEBマーケティング企業（上場企業）にて広告運用チームのマネージャーとして企業のコンサルティングを担当。お客様と共闘することでビジネスを成功に導きます。

エステサロン・美容サロンの集客は広告やポータルサイトに頼りがちですが、指名検索やSNS経由で自社サイトを閲覧されるケースは多いので、SEO対策を行うとともにユーザーにとっても使いやすいサイト作りが大切です。

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エステサロンでの集客はSEO対策がおすすめ

エステサロンがSEO対策をおこなうことで、ポータルサイトやWeb広告経由ではなく、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから自社サイトへの訪問者数が増加します。最適なキーワードの選定から、ホームページへ掲載する情報を拡充することで、お問い合わせ数、売り上げの増加を目指します。

エステサロンの場合は、ターゲットとなるユーザーが「地域名+施術メニュー」などのキーワードで検索することが多いため、このようなキーワードで検索順位の上位を獲得できると、ホームページへの訪問数増加とともにブランドの認知力も高めることにつながります。

エステサロンにおけるSEO対策のメリットや効果

エステサロンでSEO対策をおこなうと、下記のようなメリットや効果があります。

広告費の削減
利益率の改善
売り上げの増加

美容業界は集客のたびに費用が発生する広告掲載の手法がスタンダードなので、SEO対策をおこなって通常の検索結果から多くの見込み客を呼び込めるようになると、結果的に今までかけていた広告費の削減や、利益率の改善、売り上げの増加を見込めます。

もちろん広告を掲載することで認知度やブランド力を高められますが、SEOでの集客という柱を増やすことで、常にお金をかけながら集客しなくてはいけない依存状態から脱却できるのです。

エステサロンにおけるSEO対策のデメリット

エステサロンにおけるSEO対策のデメリットは、以下の3点です。

短期間で成果を出すのは難しい
ホットペッパーなどのポータルサイトが強い
キーワードによっては順位が乱高下する

それぞれ詳しく解説していきます。

短期間で成果を出すのは難しい

SEO対策は、有料の広告掲載と比べると効果が出るまでに時間がかかってしまうのが欠点です。

ただ、その欠点を補えるほど大きなメリットがあります。それは一度上位表示してしまえば、長期的にお金をかけず集客ができる点です。

集客の理想は、会社側がお金をかけることなく、自然とターゲットなる見込み客からお問い合わせが来る状態です。

また、無作為にお問い合わせが増えるわけではなく、対策するキーワードを選定することによって、エステサロンに強く関心がある見込み客を中心にアプローチできることも強みであるといえるでしょう。

ホットペッパーなどのポータルサイトが強い

美容業界の主要な検索キーワードは、ホットペッパーなどの大手ポータルサイトが上位を独占しています。そのため、地域名+エステサロンといった誰でも思いつきそうなキーワードでは上位表示は非常に難しいです。

ただ、そのような状況であっても勝ち抜く方法はあります。それは、より店舗と関連性のある地域名+施術名などのキーワードを狙って集中的に対策することです。

現在のGoogle検索エンジンのアルゴリズム上では、大手ポータルサイトなど全国展開しているサイトよりも、地域色が強いキーワードに対しては、それに応じた地域に実店舗のあるサイトが上位に表示されやすいようになっています。

この仕組みをうまく活用しながら上位表示できそうなキーワードを選定し、SEO対策をおこないます。

キーワードによっては順位が乱高下する

一般的にエステサロンが関連するような美容業界のキーワードは、順位の入れ替えが激しいので、いちど上位表示したからといって、そこからずっと上位をキープできるわけではありません。

これがYMYL領域と呼ばれているもので、人々のお金や人生に大きな影響を与えるようなキーワードは検索順位を決める基準が大幅に変わりやすいのです。

なので、一度上位表示した後も継続してSEO対策を実施し、Google検索エンジンのアップデートに合わせてサイトのメンテナンスを続ける必要があります。

エステサロンで実施すべき基本的なSEO対策

ここでは、エステサロンで実施すべき基本的なSEO対策について紹介していきます。主な施策として以下の5つが挙げられます。

適切な構造でサイトをつくる
サイト内に会社情報や運営者情報を掲載する
タイトルに検索キーワードを意識して入れる
各ページに関連する内部リンクを設置して回遊しやすいようにする
スマホでも見やすい状態にする

どれもGoogle検索エンジンの評価に関わってくることなので、ぜひチェックしてみてください。

適切な構造でサイトをつくる

SEO対策をうまく成功させるには、そもそものサイト構造が非常に大切です。

SEO対策は、内部対策、コンテンツ施策、外部対策の3つの側面で施策を実施し、Google検索エンジンに評価されつつ、ユーザにとっても使いやすいサイト作りを目指します。それぞれの具体的な施策については、下記の通りです。

項目	主な役割	具体的な施策
内部対策	Google検索エンジンのクローラーにサイト内の情報を読み込まれやすくする	・適切なタイトルや見出しの設定・構造化マークアップ・内部リンクの最適化
コンテンツ施策	ページ内に適切な情報を掲載し、訪問してきたユーザーの悩みや知りたいことを解決する	・新規記事の追加・既存記事のリライト・オリジナル画像の追加
外部対策	外部から評価されるよう施策を実施する。	・Googleマイビジネス対策・SNSでの露出を増やす・ユーザーが求める情報を掲載

そもそもとして、Google検索エンジンがどのようなサイトを評価したいのかを基準にして、エステサロンにおける最適なサイトはどのようなものなのかを考える必要があります。

エステサロンや施術に関する知識や疑問、ユーザがこれからサービスを受けたくなるようなコンテンツを適切に配置し、スムーズにサイト内を回遊しやすい状態を目指します。

サイト内に会社情報や運営者情報を掲載する

エステサロンのサイト内に会社情報や運営者情報を掲載することは、顧客だけでなくGoogle検索エンジンに対しても信頼度を高める要素となります。

とくに美容業界関連のキーワードでは、運営者情報が適切に掲載されているかどうかは非常に大切で、これらが正しく表記されてあるかどうかで検索順位に影響が出てしまうほど重要度が高いものです。

会社名や住所だけではなく営業時間や店舗情報など、誰が見ても不信感を与えないよう親切丁寧に記載することがポイントです。

タイトルに検索キーワードを意識して入れる

上位表示を目指しているキーワードをタイトルや見出しに設定することは、SEOの基本施策の1つです。

エステサロンの場合は、将来顧客となるターゲットが地域名を絡めたキーワードで検索することが一般的です。

この見込み客が検索したときに自社のサイトを上位表示させるためには、タイトルや見出しに適切なキーワードを加えている必要があります。

しっかりと売り上げにつながるキーワードで上位表示することで、熱心に検討している見込み客を中心に訴求が可能となるのです。サイトへの訪問者数は決して多くありませんが、安定してお問い合わせのある状態が理想です。

各ページに関連する内部リンクを設置して回遊しやすいようにする

SEO対策は単体のページだけではなく、各ページに関連する内部リンクを設置して、訪問してきたユーザが気持ちよく色々なページへ回遊しやすい構造になっているかどうかが大切です。

内部リンクとは、サイト内の別ページへのリンクのことを指しますが、これが適切な場所に設置されていると、ユーザーもストレスなくサイト内の欲しい情報を探すことができ、最終的にお問い合わせにつながりやすくなります。

このユーザーがサイトを使いやすい状態は、SEO対策としても効果があり、Google検索エンジンが評価をする要素でもあります。

スマホでも見やすい状態にする

普段サイト運営者は、パソコンからブログを投稿したり、サイト内の情報を変更することがほとんどですが、エステサロンの利用を考えているユーザーは、過半数がスマホでサイトを見ています。

サイトがスマホ表示に対応しているかどうかは、Google検索エンジンの評価基準としても定められているので、必ずチェックしておきましょう。

また、単純に表示されているだけではなく、PCで見た時と比べて掲載されている情報量に差がないか、操作性が悪くないかなど、実際に利用するユーザーに対して不親切ではないサイトであることが大切です。

エステサロンで上位表示するための具体的な4つの施策

ここでは、エステサロンで上位表示するための具体的な4つの施策について紹介していきます。

ホームページをエリアに限定して上位表示を狙う
エステサロンとして信頼できる情報を掲載する
主要な施術（サービス）は専用のページを作成する
サイト上に掲載する写真はオリジナルにする

すぐに実践できることもあるので、1つずつチェックしてみてくださいね。

ホームページをエリアに限定して上位表示を狙う

美容業界は、特にホットペッパーなどの大手ポータルサイトが強力なので、地域を限定してキーワード対策をおこなうことが勝ち筋となります。

下手に大きなキーワードを狙って全国から顧客を獲得しようとすると、全く上位表示できずに誰にも見られないサイトとなってしまいかねません。

少しでも多くの見込み客に自社のサイトを閲覧してほしい気持ちはわかりますが、まずは10人、100人、1000人と段階的に閲覧されることを目標に、少しずつ難易度の高いキーワードを対策していくことが大切です。

エステサロンとして信頼できる情報を掲載する

エステサロンなど美容業界のサイトは、ユーザーが知りたいと思う情報が適切に掲載されているかどうかが非常に大切です。たとえば、下記のような情報です。

企業情報や担当医のプロフィール
施術に関する詳しい説明やデメリットについて
具体的な料金案内
写真付きの実績

よくあるエステサロンのサイトを考えればイメージしやすいかもしれませんが、必要な情報が1つでも掲載されていなければ、ユーザーからもGoogle検索エンジンからも信頼できないサイトとなってしまいます。

Webサイトを見れば、訪れたユーザーの悩みが解決するようなサイト作りが大切です。

主要な施術（サービス）は専用のページを作成する

主要な施術（サービス）は、それぞれ専用のページを作成することが大切です。エステサロンなどの美容業界では、「地域名×施術名」でSEO対策をおこなうのが軸となるので、それぞれキーワードごと対応したページが必要となります。

施術部位や分野の全てに対して、一つひとつ専用のページを作成するのは手間がかかりますが、これらをいかに丁寧に作成し、キーワードごと対策できるかどうかがエステサロンでのSEO対策の成功を左右します。

サイト上に掲載する写真はオリジナルにする

できる限りサイト上に掲載する写真は、自社で手配したオリジナルにすることをおすすめします。

お問い合わせをしようか検討しているユーザーに対して、実際にどのような場所で施術をおこない、どういった雰囲気で施術を実施しているのかをイメージしやすい画像は非常に有益です。

フリー素材などの汎用的な写真も悪くは無いですが、複数のエステサロンを検討しているユーザーが安心するのはオリジナルの写真で間違いないでしょう。

また、写真だけではなく、実際に施術をおこなっているシーンを動画で撮影し、サイト内に掲載することはSEO対策としても効果があります。

お問い合わせ数を左右するエステサロンの重要ページ5選

ここでは、エステサロンのお問い合わせ件数を左右する重要なページを5つピックアップして紹介していきます。

お問い合わせページ
料金ページ
施術に関する詳細ページ
会社概要や担当医のプロフィールページ
よくある質問ページ

一見、当たり前のように見えるかもしれませんが、これらのページは見込み客が実際にお問い合わせをする前によく見ているページです。それぞれ適切に情報が掲載されているかどうか確認しておきましょう。

お問い合わせページ

最も大切なのは、お問い合わせページといっても過言ではありません。単に問い合わせしてくるターゲットの情報を入力できれば良いというだけでは、機会損失をしている可能性が高いです。

たとえばよくあるのが、入力の必要な項目が多すぎて、入力している途中にユーザーが離脱してしまうケースです。どの程度の情報量であれば良いのかといった基準はありませんが、見込み客がいかに気持ちよくお問い合わせボタンを押せるか、といったところまで考え抜くことができれば、お問い合わせ数が増加します。

株式会社デジマケでは、SEO対策はもちろん、お問い合わせページの効果検証まで一貫して施策を実施します。単に検索順位を上げるだけでは売り上げの増加につながらないので、お問い合わせに影響のある部分こそしっかりと考え抜く必要があります。

料金ページ

お問い合わせをする前に見込み客のほとんどが料金ページを閲覧しています。施術メニューがしっかり整理されていれば、料金ページで情報が不足する事は稀ですが、施術メニューへの内部リンクが正しく設置されているか、適度にお問い合わせページへの導線があるかなど、チェックすべき項目は意外と多くあります。

よくある失敗としては、実際の料金とは違う金額で掲載しているケースです。たとえば値上げをしたのにもかかわらずサイトの料金ページは更新しておらず、昔の金額のままになっているなど。

いうまでもありませんが、見込み客にとって施術の金額は意思決定に大きく関わってくるので、適切な情報が記載され、正しい料金が掲載されている必要があります。

施術に関する詳細ページ

それぞれの手術に関する詳細なページがサイト内にあるかどうかもお問い合わせ数を左右する重要な要素の1つです。

よくある失敗としては、一覧ページに複数の施術を掲載して詳細ページを作成しないパターンです。予算が限られていて詳細ページを作成できなかったのかもしれませんが、SEO対策を考えると非常にもったいない状態です。

エステサロンのSEO対策では、「地域名×施術名」で上位表示を狙っていくので、それらのキーワードに対するページがサイト内にないのは損をしているかもしれません。

会社概要や担当医のプロフィールページ

エステサロンを運営する会社概要や担当医の経歴などが掲載されているプロフィールページは、施術の依頼を悩んでいるユーザーにとって、大切なページの1つです。

特にエステサロンなどの美容業界では、ターゲットとなる顧客の失敗したくない気持ちが強いので、少しでも怪しいと思える要素があれば、お問い合わせを辞めてしまう割合が増えてしまいます。

正しい情報を細やかに掲載し、クリーンなイメージを演出するのもお問い合わせ数を増加させる施策の1つとなります。

よくある質問ページ

意外と力を入れているかどうかが分かれるよくある質問ページですが、このページの充実さでお問い合わせ数が上下します。

たとえば見込み客はさまざまな悩みを抱えていますが、それらがよくある質問ページですぐに見つけられる状態になっているのか、また項目を見つけたとしても、それは悩みを解決できているのか。

よくある質問のページは、サイトを立ち上げるときに制作会社が作成することが多く、その後継続的に質問項目をしっかりと更新している会社は意外と少ないです。

よくある質問のページをきちんと更新していれば、お問い合わせ数が増加する手助けになることはもちろん、電話対応の回数が減少し、人件費の削減につながります。

エステサロンのSEO対策における注意点

エステサロンのSEO対策における注意点としては、他社のサイトに掲載されているコンテンツをそのまま流用しないことです。

競合を調査しすぎるあまり、Googleからコピーコンテンツとして認識されてしまうと、ペナルティーを受け、検索順位が大きく下落する可能性があります。

また、お客様の声や口コミを捏造してサイトに掲載することもしてはいけません。Google検索エンジンは、世界中のサイトを細かくチェックしているので、怪しい要素があればペナルティーを課せられることがあります。

サイト内に正しく丁寧にユーザーが欲しいと思っている情報を掲載することは、結果的にSEO対策にもつながることなので、どうすればより見込み客の背中を押すことができるのか、といった視点で考えながらサイト内に掲載する情報を練ることが大切です。

エステサロンのSEO対策をコンサルティング業者に依頼する際の費用感

中途半端な知識でSEO対策をおこなうと、誤った方法で施策を実施してしまったり、逆に掲載順位が下落してしまうことも考えられます。

特にエステサロンなどの美容業界のキーワードは難易度が高いので、SEO対策の専門家であるコンサルティング業者に依頼すると安心です。

SEO対策と一口に言っても目的や作業領域によって料金が変わってきます。下記は一般的な相場感です。

項目	目的	価格（税別）
SEOコンサルティング	サイトの構造からキーワード設計まで総合的なSEO対策を実施する	20～50万円/月
記事コンテンツ制作	サイト内のブログ記事を中心に制作代行し、さまざまなキーワードでの上位表示を目指す。	5～100万円/月
外部対策	外部からの評価を高めるために被リンクの獲得をおこなう。	1～30万円/月